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｢おつかれ｣
｢ありがと、山田もおつかれ。裕翔ー！｣
｢はーい！…あ、旦那さんですか？
初めまして、中島裕翔って言います！
光さんには色々お世話になってて｣
｢は、あ、初めまして。
山田涼介です。こちらこそお世話になってます。
ひか、彼が前話してた…｣
｢そう、オーナーの甥っ子のバイトだよ｣
｢えー俺のこと話してくれてたんですか？照れるー！てか、旦那さんほんとイケメンですね！かわいい！｣
｢はは、とんでもないです。中島さんの方が全然イケメンですよ｣
｢ほら裕翔、もういいだろ。
悪いけど片付け頼むな、お先上がるわ｣
｢はい！お疲れさまです！｣
嬉しそうに両手を振って見送る裕翔を背に車に向かう道中、短い間なのに山田はぎゅっと手を繋いで来た。
｢…どしたの山田｣
｢とりあえず家、帰ろっか。今日俺がご飯作るからさ、着いたらひかは先に風呂入りな｣
｢え…ありがと｣
にこっと笑う山田はいつも通り…には見えなくて。
何が気に食わなかったのか…まあ裕翔絡みには違いないんだろうけど。
歩いて帰れる距離なのに、わざわざ迎えに来てくれた旦那に対して問い詰めるのもなぁ。
家に着いてからも山田は、お湯たまるまでゆっくりしときな、って気遣ってくれて。
これでいいんだろうかと思いながらもお風呂に浸かって、山田こだわりのバスタオルで拭いて。
俺はインテリアとかファッションとか…とかくそういうものにあまりセンスがないから、家には山田お気に入りのものが溢れてる。
一緒に住み始めてすぐはオシャレすぎて落ち着かなかったな、なんて思い出しながらリビングへ戻ると、山田はキッチンで一心不乱に何かしているようだった。
｢…なに、しばらく家に帰らないつもり？｣
｢っへ？なに……あ、ごめん｣
何人家族だよ、それともパーティか何か？ってツッコミ入れたくなる程の品数。
考え込むと黙々と料理を作り出すのは山田の癖だった。
｢ねえ、さっきから何考えてんの｣
｢や、あの…｣
｢考え込んでんのはバレバレだよ。
でも俺バカだから、言ってくんないとわかんない｣
｢バカなとこがかわいんだけど、いや、その…｣
ちまちま鍋のアクをとりながら歯切れが悪い。
｢…あの中島ってやつ、気に入らない｣
｢は？｣
｢いや違うんだよ。ひかがかわいがってんのは知ってる、けどなんて言うか…
あんな背が高いイケメンだなんて思わないじゃん｣
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Shee.(プロフ) - たべっこさん» はじめまして。コメント励みになります、ありがとうございます！ (2018年10月17日 6時) (
レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - ありいののやりとり可愛くてにやけながら読んでます！続き楽しみにしてます！ (2018年10月16日 23時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
Shee.(プロフ) - ちかちゃんさん» ありがとうございます。まだまだ続きそうですのでよかったらお付き合い下さいね！ (2018年10月13日 2時) (レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
ちかちゃん - やまひか大好きなので、結婚してるとか夢のようです。ありがとうございます。 (2018年10月13日 0時) (レス) id: be1cc30b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shee.
| 作成日時：2018年10月4日 20時
