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｢それでね、いのちゃんまたお茶しに来るからいいって｣
｢喜んでくれてよかったじゃん｣
｢うん｣
山田は普段はスポーツジムで働いてるけど、チームからの要請でトレーナーとして試合や遠征に派遣されることがある。
"将来ひかに飯も食わせられないのやだから"って、学生時代に取れるだけ資格を取っていたかいがあったらしく、今は重宝されて指名で呼ばれることも増えた。
｢山田は今日の試合どうだったの？｣
｢それがね、勝ったんだよね｣
｢え、相手めっちゃ強豪なんでしょ？すごいじゃん｣
｢へへ、選手誰も故障もなくてさ！
やっぱこっちが100%の仕事して、選手が120%のパフォーマンスしてくれると嬉しいよね〜｣
最近試合続きで忙しかった山田は、明日はお休みらしい。
俺も明日はディナーだけだから、久しぶりにベッドでくつろぎながらゆっくりと話が出来る。
｢そういや、大ちゃんサプライズでいのちゃんに指輪プレゼントしたらしいよ。
いのちゃんから死ぬほど惚気聞かされた｣
｢あー、それ俺大ちゃんから聞かれたのよ！
サイズわかんないんだけど、ひかに指輪渡す時どうしたのって。
新婚さんだからさ、許してやんな？｣
｢…おれと山田の方がラブラブだし｣
｢な、どしたの…かわいいこと言って｣
｢うっせ｣
ただなんとなく、思ったことが口に出てしまっただけ。
俺らは付き合いも長いし、結婚して一年半以上経つけどラブラブじゃんかって。
｢ねぇ、ひかぁ｣
｢なんだよ｣
｢いつになったら涼介って呼んでくれんの？
そろそろえっ ちの時以外も呼んで欲しいんだけど｣
｢…やだ｣
｢なんで？｣
｢だって、もう10年近く山田って呼んでんだよ？今更そんな…恥ずかしいもん｣
｢えー。…呼んでよ、光。ね？｣
突然顔を近づけられて、耳元で普段呼ばない"光"って呼ばれて。
大好きなかっこいい顔が優しく微笑んで…
いや別に、山田の顔だけに惚れたわけじゃないけど、なんていうか…
俺はこの顔に弱い。
｢……りょ、すけ｣
｢もう一回｣
｢んな、もー…涼介！｣
｢うん。愛してるよ？｣
やさしいキスはどんどんやさしくないキスに変わっていって、俺はまた今夜も山田に溶かされる。
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Shee.(プロフ) - たべっこさん» はじめまして。コメント励みになります、ありがとうございます！ (2018年10月17日 6時) (
レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - ありいののやりとり可愛くてにやけながら読んでます！続き楽しみにしてます！ (2018年10月16日 23時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
Shee.(プロフ) - ちかちゃんさん» ありがとうございます。まだまだ続きそうですのでよかったらお付き合い下さいね！ (2018年10月13日 2時) (レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
ちかちゃん - やまひか大好きなので、結婚してるとか夢のようです。ありがとうございます。 (2018年10月13日 0時) (レス) id: be1cc30b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shee.
| 作成日時：2018年10月4日 20時
