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hk視点
｢ん〜まぁ〜！
やっぱひかる天才だな〜！｣
｢へへ、ありがと｣
俺が働くカフェレストランにランチに来てくれたいのちゃん。
もうつわりは落ち着いたみたいで、今まで食べられなかった分食欲が爆発して困ってるらしい。
とは言えあんまり食べすぎてもよくないかなって思って、通常メニューより野菜を多くして出してるのはオーナーには内緒だ。
もぎゅもぎゅとご飯を食べるいのちゃんの左手には、前までなかったシルバーの指輪がきらりと光る。
ランチタイムのラストオーダーも終わって、オーナーの計らいで早めの休憩をもらった俺はドリンクを持っていのちゃんの隣へ座った。
｢ふふ、おつかれさま｣
｢さんきゅ。で？どーよ新生活は？｣
｢んぅ、大ちゃんこんなに忙しかったのかーって思ってる。
でも帰り遅いからさ、手際悪い俺でもゆっくり料理出来るから逆に助かってるかも｣
｢え、いのちゃん料理してんだ？｣
いのちゃんちと言えば、塩コショウとドレッシング以外の調味料がないイメージだったのに。
｢してるよそりゃ。大ちゃんに任せられると思う？｣
｢はは、思わねぇ。いのちゃんは？仕事どうしてんの｣
｢俺ぇ？体調もいいし、普通に出社してるよ。今の所はギリギリまで働く気ではいるし｣
｢いのちゃん仕事好きだもんな｣
｢えーひかるだって好きだろ？
てか見て見て！ほれ！｣
｢もー、見せなくても気づいてるよ！指輪だろ？｣
てっきりおねだりして買ってもらったのかなって思ってたけど、なんと大ちゃんが自ら買ってきたらしい。
大ちゃんがね、と幸せそうに話すいのちゃんはウザいけど微笑ましかった。
｢…ね、お腹触ってい？｣
｢ん、もちろん。触ってやって｣
恐る恐る手を伸ばして触れたいのちゃんのお腹は、少しだけぽっこりと膨らんでて。
｢すげぇ…｣
薄くてぺったんこな男の体とは違う、なんていうか神秘的な温かみがあるって言うか。
｢ふふ、これがひかるだよ〜。
将来悪いことしたらひかるに怒られるからね〜｣
｢へへ、いのちゃんと大ちゃんの子ってやんちゃそうだもんな｣
｢ひかると山田の子はめちゃくちゃ運動神経よさそう、バカだけど｣
｢おい！失礼だな！｣
おれと、山田の子…かぁ。
あれから子作り頑張ってるけど、俺らのとこにはまだ来てくんないなぁ。
｢あ…いのちゃん、あのさ…｣
"どうやって赤ちゃんできるか、知ってた？"
職場だから小声で耳打ちをして尋ねた。
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Shee.(プロフ) - たべっこさん» はじめまして。コメント励みになります、ありがとうございます！ (2018年10月17日 6時) (
レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - ありいののやりとり可愛くてにやけながら読んでます！続き楽しみにしてます！ (2018年10月16日 23時) (レス) id: 330ed6c9f4 (このIDを非表示/違反報告)
Shee.(プロフ) - ちかちゃんさん» ありがとうございます。まだまだ続きそうですのでよかったらお付き合い下さいね！ (2018年10月13日 2時) (レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
ちかちゃん - やまひか大好きなので、結婚してるとか夢のようです。ありがとうございます。 (2018年10月13日 0時) (レス) id: be1cc30b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shee.
| 作成日時：2018年10月4日 20時
