開生中学の日常

嫉妬からのいじめ ページ7

翼視線





翼「えっと、本気じゃなかったの？」

陵「うん！今はどのアタックの打ち方が一番いいか研究中なんだ！」

俺は今までみた部活とは違ってすごく陵の動きや言葉にひかれた

あいつと、同じフィールドに立ってみたい。

いつしか俺はそう思っていた

陵「翼君？」

翼「あっ！ごめん！もう帰るね！」

陵「あ、えっとまだ時間ある？」

ん？

今日はハイスペックも秀明もなくて若武の家に集合になっている

俺は部活じゃないため全然余裕だ

翼「あるけど？」

陵「じゃああと片付けだけだからさ！一緒に帰らない？！」

そうキラキラ目を輝かせる陵

翼「いいよw」

陵「やった！まっててね！すが終わらせてくるから！」

そう言って走ってく陵

なんか、今日だけですごく仲良くなったなぁ

浜田では皆と仲良くしてたけど

こういうのもいいかもな

陵「おまたせ！」

すると、ジャージ姿の陵がこっちにくる

そして、下駄箱に向かう

陵「へぇ！俺は秀明だよ！」

翼「俺も前まで秀明だったんだ！」

そんな感じで下駄箱につくと

ｶﾞﾀｯ!

ん？

音がしたのは陵の方で下駄箱の前でうつむいていた

翼「陵？」

陵「ちょ、ちょっと先いってて！」

翼「え、なん」

陵「おねがい！！」

翼「わ、わかった」

俺は外に出た降りをしてこっそり陵の方を覗いた

っ！！

陵の下駄箱からはゴミがたくさん入っていて

靴はマジックでグチャグチャにされていた

俺は驚いていたせいで陵の視界に入ってしまった

陵「ば、バレちゃった」

えへへっと笑う陵は辛そうで

翼「これ誰がやってるのかしってるの？」

陵「あ、朝自分で入れたんだﾍﾍｯ」

翼「強がんなよ。」

陵「く、クラスの奴ら。」

翼「どーいう理由で？」

陵「わかんない。けど、女の子に告白されて、それを見てたみたいでそのときに調子にのんなよって言われてからずっと」

つまり嫉妬かよ。

陵「ご、ごめん！気にしないで！もう慣れちゃったしね！早く帰ろ！」

そうやって無理に笑わなくていいのに

翼「俺がなんとかしてやる」

陵「え、」

翼「これからは二人で乗り越えような！」

陵「翼君！ありがとっ！」

そうして二人で拳をぶつけ合った

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