開生中学の日常

若武の家で ページ44

アーヤ視線



そして、落合君とお昼を食べてから若武の家に向かう

夜ご飯は落合君が作っといてくれるんだって！

楽しみにしててって言われちゃったんだ！

あと、送っていってくれようとしたんだけど、断った。

そこまで落合君に頼ってたらダメだもの！自分でできることは出来るだけ頑張るって昨日寝る前に自分の中のルールとして決めた

そして、若武宅にて

10分前に来たはずなのにみんな揃っていた

若「遅い」

うっ！

小「若武、まだ集合時間じゃないよ」
黒「アーヤ若武は気にしないで大丈夫だよ」

二人のその言葉で私はホッとして空いていた所に座った

若「じゃあまず近況報告、美門から」

そうやって近況報告が始まった

若「じゃあ次俺な、俺さバレーボールやろうと思ってんだ！」

私はそこで落合君の言っていたことを思い出す

そ、そんな簡単なことなの？

そう思っていると、上杉君と小塚君が呆れたような声をあげた

上「こいつ、同じクラスの奴に憧れてんの」

はい？

小「昨日塾の友達が若武の真上を飛び越える大ジャンプしてさ、若武そいつと張り合うつもりなんだよ。」

若武の上を飛び越える?!

私は想像が出来なかった

翼「へぇ、若武バレー部入るってこと？」
若「まぁ、まだ検討中だがな！」
翼「俺も入るんだ。いや、もう入った」

その発言に誰もが驚いた

「え?!マジで?!」
「おい、若武！美門とまた戦えるじゃん」
「お前なんで俺のライバル位置にいつもいんだよ。」
「バスケ続けると思ってた。」

確かに翼は若武のライバル位置にいるかも。

若武は昔ダンスで翼に負けたって言ってたしね

あと、サッカーチームも元々はＫＺに翼はいたけど、若武と戦うためにＨＳに入っていた。

部活でもライバルとは、って感じだ

そして、わいわいして今日はお開きとなった

黒木君が送ると行ってくれて私はハッとする

私は今落合君の家にすんでいる。周りからみたら男女が同居してたとしか認識されないだろう。

どうにかそれは避けなくては！と思ったが、なぜかもう皆が私を送るって流れになってしまっていて、みんなは外にいた

忍「立花？行くぞ」
彩「あ、いやっ、えっと」

忍は私の戸惑いに気づくことなく私をみんなのところまで連れていった

結局なにも言えなかった私はそのまま送ってもらうことに

どうしよ。どうしよ。どうしよ！

そして、結局家についてしまう

私は家ノ前で立ち止まる

小「アーヤ？」

ううっ！皆帰ってくれない!!

翼「えっ、陵?!」

え？

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