開生中学の日常

救世主翼 ページ39

アーヤ視線



見れば翼がグラウンドの方から出てきた

若「なんでお前っ」

翼「前回の試合で忘れ物したから取りに来たの。若武、分かってやんなよ。アーヤが逃げたのは確かに悪いけど、アーヤは若武と違って目立つの苦手なんだからさ。」

若「ﾁｪｯ,でも、こいつ男といたんだぜ？俺よりそいつ選んだんだよ。」

彩「ちがっ！」

私が否定しようとすると、翼が私だけに聞こえるように"大丈夫"と言った

翼「アーヤが誰といようが若武に関係ないでしょ。そんな嫉妬心でアーヤせめるなよ。」

若「なっ.......ﾁｪｯ,わぁったよ。ごめん、アーヤ」

不貞腐れながらそう言う若武

彩「わ、私も逃げたりしてごめん。」

すると、ニカッと笑って"じゃあお互い様だな！"と言ってくれた

若「あ、そーだ。明日のことなんだけど、島崎さんが熱出してさ、昼飯は無理そうなんだ。だから、１時集合になったんだ。」

彩「わかった。ありがとう！」
若「それだけ、じゃ」

そう言って若武は階段を上がっていってしまった。


彩「翼！ほんとにありがとう!!」
翼「いや、たまたま通りかかっただけだからさ。それに心の友を助けるのは当たり前でしょ」
彩「ﾌﾌｯありがとう」
翼「じゃ！俺も行くね！」
彩「うん！また明日！」

そして、私は今大変なことに気づいてしまった。

彩「私、私服ないじゃん！」

ど、どーしよう！

考え中の陵とかまってほしい若武→←優しい落合君

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