開生中学の日常

優しい落合君 ページ38

アーヤ視線



そして、落合君と秀明に向かう

すると、

彩「な、なんで?!」

若武が秀明の入り口で待ち構えていた

もちろん周りには女子達がキャーキャー騒いでる

すると、
若「あっ！アーヤ！」

ｹﾞｯ!!気付かれた?!

けれど、若武は女子達がいてモタモタしていた

いまのうちだ！

彩「落合君！ごめん！こっち」
陵「え？あ、うん！」

なぜか、落合君は木の影にかくれていた

はて？

と、取り敢えず！私は落合君を引っ張って裏口に向かった

若武には申し訳ないが、私だって目立ちたくない。

若武や黒木君や上杉君は全く私の気持ちは分からないだろう。

そう考えると、小塚君に後で聞きに行くのがいいのかもしれない

そうこう考えていると

視界に落合君がうつった

陵「大丈夫？あれ、帰りはどこ待ち合わせにする？」
彩「えっと、」

私が落合君を迎えに行くべきだけど、そうなると若武に会うリスクがある。

若武は私に会えばきっとなんで逃げるんだって怒ってくるだろう。

ど、どーしよう!!

私が困っていると

陵「じゃあさ」

すると、頭に落合君の手がのった

へ？

陵「俺が迎えに行くよ。なんとなく事情はわかるから気にしないで？じゃあ俺行くね」

すごく優しい目で落合君は目線を会わせていってくる

そして、階段をのぼっていってしまった

こ、断れなかったし、
すごくドキドキしてしまった。

落合君は不思議だ。

なんか翼とは少し違って

でも、私が嫌だと思うことは大抵察して言わないでくれる

いつもＫＺでスリルを味わってる分、余計に感じてしまう

若「あぁぁ!!!おい！アーヤ!!!!」

そして、私はその優しさを今無駄にしてしまった。

私はこっそりと逃げようとしたが、もう遅く、肩に手がおかれていた

若「お前、なんでさっき逃げたんだよ。」

お、怒ってる！

彩「ご、ごめんなさっ」
若「さっき、誰かといたじゃん？誰といたの？」
彩「えっ、」

もしかして、落合君のこ、と?!

彩「なんで」
若「気になったから。教えてくれたら許す」

私は普通に落合君と言おうとしてハッとした。

だって、落合君は私が目立ちたくないからって言ったとき落合君は私に合わせてくれてるのに、私は落合君にまた迷惑かけるなんて可笑しい

これは私が若武から逃げてしまったせいだ。もう落合君を巻き込んじゃいけない

彩「お隣さん。」

これだけで許してくれ若武！

翼「若武許してあげなよ」

えっ、

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