最強のライバル

ライバル39 ページ44

アーヤ視線



蓮「卒業式の前日ｯ!俺はこのままじゃ、嫌だと思って彩の家にいったらいなかった。そんで、学校に戻ってみたらっ......」

蓮の息が少し荒くなってみえた

私は手を握る力を少し強めて蓮をまった

蓮「大村達が、彩の体をロープで縛って、蹴ったり、殴ったり、ひ、ひどかった。俺は頭が真っ白になって、いつの間にか大村を殴り飛ばしてた。6人くらいいっきに倒してた、」

...

蓮「すぐに病院に走った。彩のママにも連絡して、俺の家族も来てて、彩のママは泣き崩れてた、奈子ちゃんや天も振るえてて。俺はもうなにも受け入れたくなくて仕方なかった。彩の意識が戻ったときには小学校の記憶が全部消えていた。」

彩「み、皆は、KZの皆はそれ知ってるの？」

蓮「ううん。彩の記憶もないし、初代メンバーには言ってなかったんだけど、美門にはバレちゃった。」

彩「そっか。」

蓮「俺が、野球をやってるのは、晴達の野球チームから大村達を追い出すためと、彩のため」

彩「私？」

蓮「うん。あの野球にはお前が掛かってるんだ。俺が勝ったら晴達の野球チームと彩に今後一切関わらない。大村達が勝ったら...」

.......

蓮「彩はあいつの人形にされる。そして、俺は全ての記憶を消されて、日本から出ていかされる。」

っ、

蓮「いままで、黙っててごめんな。」

蓮は私の知らない間、こんな大きな重りを背負って生きてきたんだ。

今度は、

私は蓮の大きな体をｷﾞｭｯと抱き締めた

まぁ、しがみついてるだけかもだけどねw

蓮「え?!//」

彩「これからは私もいるからｯ!私、蓮に守られて生きていくんじゃなくて、蓮と頑張って生きたい！だって、私達最強のライバルだけど、コンビとしてはきっとピッタリだよ！」

すると、蓮が私を優しく抱き締める

ﾋｨ!//

蓮「ありがとう、彩。それと、これからもよろしく」

きっと、私達の戦いはここから始まるんだ

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