最強のライバル

ライバル27 ページ32

悠飛視線





あいつ、なんか不思議。

いっつも立花に尽くしてて

立花のこと大好きってのめっちゃ伝わってくるから

俺らは立花をあんまり狙えねーんだよな。

皆立花が好きだけど、佐野がいるからって一歩ひいてるんだと思う

佐野はいいやつだから

俺だって佐野にたくさん声をかけてもらった

けどさ、変じゃね？

こう言うのって自分で行きたがるもんだよな？

ｶﾞｻｯ

ん？

足になにか当たったと思ったら本だった

これ立花に持たせた奴だよな

俺は今持ってる本を一旦床におき、それを自分のに重ねた

そして、歩き出すと

ｶﾞｻｯ

また本があった

悠「あいつはヘンデルとグレーテルかよ。」

俺は同様本を自分のに重ねた

ｶﾞｻｯ

おい。

そう思って下を向くと

彩「ゆ、悠飛?!」

立花も落ちてた

悠「なにやってんだよ。」

彩「なにって！本一冊落ちちゃったから拾ってたの！！」

悠「一冊じゃなくてもう二冊落としてたぜ？」

彩「えぇ?!」

悠「これは俺が持っといてやるからいくぞ。」

彩「ちょっ、まって!!」

そして急いで俺を追いかけてくる立花

彩「そう言えばなんで悠飛来るのよ。私だけで大丈夫だったのに...。」

悠「は？実際全く大丈夫じゃなかっただろ」

彩「そ、そうだけど、まぁ、ありがと///」

うん。やっぱ可愛い

彩「そう言えば蓮は？」

悠「あー、佐野なら他のことやってんじゃね？」

彩「そっか。あ！着いたよ！悠飛！」

悠「なんか、めっちゃ疲れたわ」

彩「私は疲れなかったもん！」

いや、お前のせいなんだけど、

悠「取り敢えずこの期限めちゃくちゃ過ぎてる事は無事大丈夫そうだな」

そう今日は図書委員だった

彩「放課後でも図書委員っているんだね。すごいなぁ」

確かに。図書委員は絶対入りたくねーな

悠「あの、」

『はい、えっ///な、なんでしょうか！』

悠「これ、めっちゃ期限過ぎちゃってんですけど大丈夫ですか？」

『だ、大丈夫です!!』

悠「立花！大丈夫だって！」

彩「ほんと?!よかったぁ！」

『す、すごいメンツ(ﾎﾞｿｯ』

悠「お願いします」

『あ、はい！』

なんか、普通に返せたんで佐野んとこに向かう

彩「ちょっ！おいてかないでよ！悠飛！」

そうﾁｮｺﾁｮｺと追いかけてくる立花

悠「へいへい」

ってか佐野大丈夫かな？

なんか、佐野っていまいち分かんないからなんにも考えてなかったけど

大丈夫なのか？

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