俺の勘がそう言った

翼VS若武 ページ27

若武視線





翼「俺を殴ってくれ！！」

若「お前ほんとどうしたんだよ！」

翼「お前が殴ってくれないならここから飛び降りる」

若「だからどーしたんだよ！！」

さっきからこの調子だ

よく見てみりゃこいつ、びしょ濡れだ

翼「俺は立花を傷つけた！！」

え、

若「お前...」

翼「俺は平気で立花を傷つけてきた。なのに立花は俺がびしょびしょになったことだけで謝ってきた。だから俺が立花に謝るには飛び降りるかお前に殴ってもらうしかねーんだ！！」

なぜそう言う思考にいたったかはわからんが

こいつはやっと自分の過ちに気づいたらしい

若「なんでだよ」

翼「俺は最低な人間なんだよ」

若「だから飛び降りるか俺に殴られるかってこと？そうすればアーヤが許してくれると？バッカじゃねーの！！」

俺は美門を怒鳴った

若「そんなことしたら余計アーヤが悲しむのくらいわかるだろ？！お前の方が俺よりアーヤのことをわかってたんじゃねーのかよ！！」

翼「それは昔の話だろ」

若「人は簡単に変わらない！！アーヤだってもとはなにも変わってねーよ。」

翼「でもッ！俺はッ！」

若「ひどいことしまくったよな。けど、それを弁解するくらいの良いことをすればいい！俺はお前のこと、待ってるぜ」


そういい残して俺は屋上を出た

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