鈍感姫8 ページ9
アーヤ視線
けれど、私はある事に気づく
それは翼が満足そうに私を見ていると言う事
翼はイタズラ好きで、若武とかをよくからかってるのを見る
いや、私も何度か翼にイタズラされた事はあった
いつだって翼は確信犯なんだ
それで私は翼を睨み付ける
彩「からかったでしょ」
すると、翼はキョトンとしてから"しまった"と言う顔をした
ふんっ！騙されないんだからね!!
忍「で、なんで美門がここにいるんだよ。」
忍が意味が分からないと言うようにそう言った
すると、翼が"あぁ"と言って口を開いた
翼「俺さ、開生で新しくバレー部入ろうと思ってるんだけど」
え？バスケ続けないんだ
すると、私の疑問に気付いたのか
翼「バレー部に面白い奴いてさ、そいつと同じフィールドに立ってみたいって思ったんだ」
そう言う翼は凄くキラキラしていた
翼「で、なんか結構しっかりしてるみたいで、前回の部活の顧問に許可貰ってこいって言われてさ。今日の放課後から行きたかったから昼休みの間に来たって訳」
わぁ、大変だね
忍「でも、開生と浜田って結構離れてるじゃん。授業間に合うの？」
すると、翼は苦笑
翼「絶対無理。どーせ、遅刻だからアーヤに会いに来たんだ」
それは大丈夫なの?!
忍「あ、部活と言えば俺文芸部入るんだぜ！」
翼「え?!」
翼は目をパチパチしていた
うん、意味分からないよね。私も分かってないもん
けれど、翼は納得した感じだった
翼「しっかりやってよね」
忍「あぁ、もちろん」
二人の会話は私にはさっぱり分からなかった
それでさっき悠飛が言ってた事を思い出す
彩「ねぇ、私に内緒で何かやってるの？」
すると、二人ともｷﾞｮｯとした顔をする
翼「え、お前...」
翼が信じられないと言う顔を忍に向けると忍は高速で首を横にふる
忍「俺じゃない。片山」
すると、翼は"あいつ..."と落ち込んでいた
ふーん
彩「やっぱり何かあるんだ」
疑いの目を向けると翼が"あっ"と叫ぶ
翼「俺そろそろ開生戻るね!!じゃ！」
なっ、逃がさない!!
そう思って翼の腕を掴むと逆に翼に私の腕を掴まれて私は翼の方へと引き寄せられる
そして
翼「今日も最高に可愛いじゃん(ｺｿｯ」
翼が私の耳元でそう囁いた
私はビックリして、その場に立ち尽くす
すると、翼はいたずらっ子の笑みを浮かべていた
天使じゃない！あれは悪魔だ!!
翼「じゃーね！アーヤ♪」
翼は満足そうに走っていった
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なし - キュンキュンした！次作楽しみにしています。 (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 792070fc33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最後まですごく楽しく読めました！！文章も読みやすかったです(*^^*) (2022年11月14日 17時) (レス) @page50 id: 274a64e1a4 (このIDを非表示/違反報告)
H,Cチ(プロフ) - ちょっとアーヤが羨ましいかも... (2022年3月17日 16時) (レス) @page50 id: 6d314ccbf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 相変わらず鈍感なアーヤが可愛いかった！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
ごましお(プロフ) - いや好きすぎるっ！全員の恋が叶って欲しい (2021年1月11日 22時) (レス) id: 8a70c2ec5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわぽわ? | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/minami08221/
作成日時：2020年5月7日 16時
