鈍感姫46 ページ47
上杉視線
俺は知っている
こいつが最近、俺達のせいで悩んでいた事、落ち込んでいた事
俺はそれをここで言った
隣を見れば、立花は目を大きく開けて唇を噛み締めていた
それで俺はこっそり黒木にLINEした
上杉遠回しに話せって若武に伝えてくれ
直接若武に言った所で面倒臭いと思って黒木に送った
すると、黒木は俺の方を見て頷いた
そして、若武に耳打ちをする
若武は少し目を瞑った
目を開けると
うわっ...。
俺はｷﾞｮｯとした
黒木も苦笑を浮かべている
なんたって、こいつすっげぇ目を輝かせてる
俺は嫌な予感がして口を開こうとしたが、遅かった
若「アーヤ!!お前は結局誰が好きなんだ?!」
俺は頭を抱えた
彩「...えっ？」
隣にいる立花はﾎﾟｶｰﾝとしていた
いや、そうなるよな
若「どーなんだ?!はっきり言えよ!!アーヤ!!」
若武は立花が困っているのに気付かず、問い詰める
忍「でも、確かに立花がそれ言ったら全部収まるよな？(ｺｿｯ」
七鬼が俺にそう言うと若武に参戦した
忍「俺も知りたいっ!!」
あぁ、アホ...
俺は残った奴らを見る
すると、
小「そ、その、僕も気になるかな...」
翼「まっ、どうせなら聞いときたいでしょ♪」
自信無さげにそう言う小塚と
ﾆﾔﾆﾔとしながら若武を見る美門
俺は呆れて黒木を見る
すると
黒「悪いな上杉。」
そう言って黒木は若武の方を面白そうに見ていた
こいつ、裏切りあがった...
「白状しろよ!!アーヤ!!」
「俺も聞きたいっ!!」
「アーヤ!!教えて!!」
「そろそろ言ったらどうでしょ？」
「俺も姫の好きな人、知りたいな」
こんな感じで全員が詰め寄った
彩「あ、えっと...」
助けてと俺の方を見る立花
俺はある事を考えてからため息をついた
そして、
上「その、俺も知りてぇ、かも」
彩「えっ?!」
俺だって、こいつが好きだし
知りてぇもんは、知りてぇんだ
若「さぁ!!言うんだ!!アーヤ!!」
若武がそう言うと立花は顔を赤く染めて口を開いた
彩「分かったっ!!い、言うからっ!!」
その言葉に俺達は息を呑む
そして、更に顔を赤くして立花が口を開いた
彩「え、えと、その..ん...好...。」
は？
俺達がﾎﾟｶｰﾝとしているとカァッと顔を赤くしてまた口を開いた
彩「だ、だからっ!!皆が好きっ!!」
...は？
今度こそはっきりと聞こえたが、意味が分からなかった
なんだよ、皆が好きって
当の本人は言ってしまったと顔を赤らめていた
いや、は？
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なし - キュンキュンした！次作楽しみにしています。 (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 792070fc33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最後まですごく楽しく読めました！！文章も読みやすかったです(*^^*) (2022年11月14日 17時) (レス) @page50 id: 274a64e1a4 (このIDを非表示/違反報告)
H,Cチ(プロフ) - ちょっとアーヤが羨ましいかも... (2022年3月17日 16時) (レス) @page50 id: 6d314ccbf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 相変わらず鈍感なアーヤが可愛いかった！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
ごましお(プロフ) - いや好きすぎるっ！全員の恋が叶って欲しい (2021年1月11日 22時) (レス) id: 8a70c2ec5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわぽわ? | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/minami08221/
作成日時：2020年5月7日 16時
