鈍感姫42 ページ43
若武視線
今、俺は.......
アーヤの部屋にいる
奈「お兄ちゃん!!ドライヤーやって!!」
若「ん、」
しかも、ガキの世話までやってる
なんで、こんな事になったのかと言えば
それはやっぱり熱のあるアーヤを拾った事が始まりだった
俺はあの後、アーヤの家まで走ってきたのだが、出てきたのは、アーヤの妹のガキだった
奈『パパはお仕事で今日は帰ってこないよ。ママはパパに忘れ物届けに行ったの』
裕樹さんは滅多に帰ってこないらしい
それで、ガキをアーヤに任せておこうとしたらしいが、生憎アーヤは熱がある
そんで、この俺がアーヤを部屋まで運んでやった
それまでは、良かったんだ
奈「ﾌﾌｯお兄ちゃん優しいね!!お姉ちゃんいいなぁ」
俺がガキの髪を乾かしていると、そんな呑気な声が聞こえてくる
こんなちっこいのに熱のあるアーヤを任せるのは流石に危険だと思った結果、俺は立花家に居座る事になってしまった
若「なぁ、もし俺が姉ちゃんと結婚するってなったらどうする？」
何となく、そんな事を聞いてみる
すると、ガキは羨ましそうな顔になる
奈「お姉ちゃん、KAITO王子とも結婚するんだよ、モテモテでいいなぁ」
KAITO王子って高宮さんの事だよな？
ほんと、今考えると大人気アイドルがこの家にいたってすげぇよな
奈「奈子は、とも君が前まで彼氏だったんだけど、引っ越しちゃったの」
俺はｷﾞｮｯとする
この年で彼氏いたのかよ...。
そして、ガキの髪を乾かし終わって新しい冷えピタを持ってアーヤの所に向かう
ｶﾞﾁｬﾝｯ
若「アーヤ、入るぞー」
アーヤはやっぱり息を荒くして寝ていて、俺は冷えピタを取り替える
にしても、
若「馬鹿だろ、お前」
アーヤの物であろう机には、たくさんの参考書やらが散らかっている
勉強の頑張りすぎで熱を出したんだ、きっと
しばらくアーヤの近くに座っていれば、ﾊｯとする
"そろそろ集合掛けるか"
それで、俺はＫＺのLINEを開く
若武明後日の全国テスト終わったら、カフェテリア集合。アーヤについてだ。
俺はそう送ってからアーヤを見た
若「ぜってぇ、俺にしろよ」
そう言って俺は目を閉じた
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なし - キュンキュンした！次作楽しみにしています。 (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 792070fc33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最後まですごく楽しく読めました！！文章も読みやすかったです(*^^*) (2022年11月14日 17時) (レス) @page50 id: 274a64e1a4 (このIDを非表示/違反報告)
H,Cチ(プロフ) - ちょっとアーヤが羨ましいかも... (2022年3月17日 16時) (レス) @page50 id: 6d314ccbf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 相変わらず鈍感なアーヤが可愛いかった！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
ごましお(プロフ) - いや好きすぎるっ！全員の恋が叶って欲しい (2021年1月11日 22時) (レス) id: 8a70c2ec5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわぽわ? | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/minami08221/
作成日時：2020年5月7日 16時
