鈍感姫32 ページ33
アーヤ視線
すると、そのまま黒木君は歩き始める
って、えぇ?!
彩「あ、あのっ!!黒木君?!」
黒「ん、なに？アーヤ」
うっ、カッコいい..
でも、そのカッコいい人と私、今手を繋いでいる..。
彩「あ、えっと、その、手、が..」
すると、黒木君は"あぁ、これか"と言う
そしてニコッと笑った
黒「もう少しこのままで、ね？」
は、はい?!
黒「だって、アーヤ」
すると冷ややかな視線が向けられる
黒「こうでもしないと、逃げるだろ」
ギクリ
黒「それに、また正義感剥き出しで行動されても困るし」
ギクリ
黒「あと、大好きなアーヤと手を繋げる機会なんてめったにないからね」
ギクリ.......って、は？
今、なんて...
なんか、凄い言葉を聞いた気がしたのですが...
私が驚いて黒木君の方を見ると、ﾊﾞﾁﾘとウインクがとんでくる
うっ、カッコいい...
じゃなくて!!
彩「黒、木君。今のは...」
黒「ん、そのままの意味だよ。」
一切の動揺を見せずにそんな事を言う黒木君
もう!!なんでこんな恥ずかしい事言っといて平然としてられるのよ!!
けれど私はそこでﾊｯとする
黒木君の事だ。ただの軽いノリで言ってるだけなんじゃ!!
黒「あ、ちなみに軽いノリとかそう言うのじゃないから」
え、
私は驚いて黒木君を見る
なんか、翼にも同じような事言われたよね。
言っとくけどこれ、イタズラとかじゃないから___
それに忍だって何かいつもと違ったし、最近やたらと一緒にいるようになった
若武だって私を待ってた理由って、なに？
何か、可笑しい...
そう言えば前に悠飛がＫＺで何かやってるのかと聞いたとき忍が凄く動揺してた気がする
私は黒木君を見た
聞くしか、ないよね
彩「ねぇ、黒木君「おい黒木!!!」
けれど、私の言葉を遮るようにそんな声が響き渡った
もちろんその声の正体は
若「この俺を置いてくとはいい度胸だな!!」
翼「若武うるさい。近所迷惑なんだけど」
若「うっせぇ!!お前は黙ってろ!!」
若武と翼だった
そして、私達に追い付くなり私の腕を引っ張った
若「アーヤはこの俺が送る。お前らはさっさと帰れ」
翼「は？俺だし。アーヤは心の友の方が嬉しいでしょ」
黒「おい、美門。それ関係ねぇだろ」
私はそれを呆然と眺める
あの、家もうすぐそこなんだけど...
けれど、３人はワーワー言い合いを始める
もう、これどうすればいいのよ...
その時だった
裕「騒がしいと思ったら、お前らかよ...」
家の中からお兄ちゃんが出てきたんだ
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なし - キュンキュンした！次作楽しみにしています。 (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 792070fc33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最後まですごく楽しく読めました！！文章も読みやすかったです(*^^*) (2022年11月14日 17時) (レス) @page50 id: 274a64e1a4 (このIDを非表示/違反報告)
H,Cチ(プロフ) - ちょっとアーヤが羨ましいかも... (2022年3月17日 16時) (レス) @page50 id: 6d314ccbf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 相変わらず鈍感なアーヤが可愛いかった！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
ごましお(プロフ) - いや好きすぎるっ！全員の恋が叶って欲しい (2021年1月11日 22時) (レス) id: 8a70c2ec5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわぽわ? | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/minami08221/
作成日時：2020年5月7日 16時
