鈍感姫24 ページ25
アーヤ視線
そして、忍と小塚君と観客席へと戻った
その時にはもう後半がスタートしていた
それで私達は急いでさっきいたところに座る
小「ＫＺとＨＳがリードしてる!」
私達が見た時にはＫＺ&ＨＳがリードしていて黒木君がボールを操っている所だった
そして、そのボールが若武に渡される
けれど
忍「なんか若武の動きいつもより鈍くね？」
若武の動きが明らかに可笑しかった
すぐに翼が若武の近くに行ってボールを受け取ってゴールしたが
何かが可笑しい
小「ねぇ、もしかして若武怪我してない？」
え？
それでよく見てみると脚を引きずって歩いているように見える
彩「早く休まないと不味いんじゃ!!」
小「でも、あの様子だと隠してるんだと思うよ。美門あたりは分かってるっぽいけど」
隠してる?!なんでそんな事!!
けれど、私はﾊｯとする
若武は私を助ける時に車に脚を突っ込んでこじ開けていた
それって相当な力がいるし、なにより痛かったはずだ
きっとあの時怪我したんだ...。
それを隠す意味ってもしかして私の、為...？
私のせいで怪我をしたって知ったら私が傷付くと思ったから？
見れば若武は辛そうに笑ってボールを追いかけていた
私はそんな若武を見て泣きそうになる
もういいよ。若武!もう、やめてｯ!
そして試合終了まで５分前となる
ＫＺ&ＨＳチームは2点差で負けていた
若武はやっぱり辛そうだった
お願いだからもうやめ...
大丈夫だ。俺はお前を助けに来たんだから____
...そうだ。若武があの時私を助けに来てくれたように
私は皆を応援しに来たんだ
若武のカッコいい姿を観に来たんだ
ごめんね、我が儘だって分かってる
でも
私は深呼吸をした
そして
彩「若武ｯ!!勝ってｯ!!」
そう叫んだ
こんな歓声の中届いてるか分から...
若「...。」
目があっ、た？
すると、若武はﾆﾔﾘと笑った
そして
若武が凄いスピードでボールを操る
敵チームは誰も若武を止められなかった
そしてゴール
忍「怪我してるんじゃねーのかよ」
小「そのはずだよ」
そして、また若武がゴールして同点となる
『なんだ?!あの動き!』
『やっぱりＫＺは若武だな!』
若武の活躍で会場は大盛り上がり
そして試合終了まで１分前
若武は敵に囲まれてしまった
するとまた真上にボールを蹴りあげた
もしかしてさっきのを?!
けれど翼は飛び出してこない
敵チームも混乱しているとその隙に若武が間を抜けて高くジャンプした
そして
ｺﾞﾝｯ!
ピーーー!
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なし - キュンキュンした！次作楽しみにしています。 (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 792070fc33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最後まですごく楽しく読めました！！文章も読みやすかったです(*^^*) (2022年11月14日 17時) (レス) @page50 id: 274a64e1a4 (このIDを非表示/違反報告)
H,Cチ(プロフ) - ちょっとアーヤが羨ましいかも... (2022年3月17日 16時) (レス) @page50 id: 6d314ccbf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 相変わらず鈍感なアーヤが可愛いかった！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
ごましお(プロフ) - いや好きすぎるっ！全員の恋が叶って欲しい (2021年1月11日 22時) (レス) id: 8a70c2ec5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽわぽわ? | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/minami08221/
作成日時：2020年5月7日 16時
