鈍感姫22 ページ23
アーヤ視線
わかっ、たけ...!
『なんだね、君は』
男の人は若武を嫌そうに見る
けれど若武は余裕そうに笑う
若「おじさん、これって誘拐だよな？俺見てたぜ。」
すると、若武はスマホを見せた
若「ちなみに証拠もある」
すると、男の人はうっとなる
そして若武は男の人を睨み付けた
若「さっさとその子を解放しろ。さもないと警察をここに呼ぶ。」
『そっかぁ...。ならさ』
すると、男の人は若武の腕を掴んだ
若「なっ」
『君も来よっか』
そう言って若武を車の中に押し込んでドアを閉めようとした
そんなｯ!
若「そうはいかねーよ!」
するとまた若武が隙間に足を入れた
そして私の腕を掴む
若「行くぞ!」
そう言ってドアをまたこじ開けて車を飛び出した
けれど
『こらこら、待ちなさいって』
男の人は私の腕を掴んだ
若「しつけぇんだよｯ!じじぃｯ!」
そう言って若武が男の人をボールを蹴るときみたいに蹴り飛ばした
ﾊﾞﾝｯ!!
『う"っ!』
若「アーヤ！行くぞ!」
そう言って若武が私の腕を掴む
私はさっき男の人に掴まれたのを思い出して震え上がる
怖い。若武だって分かってるのに怖くて仕方なかった
すると若武は"はぁ"とため息をつく
そして
えっ?!
私はいつの間にか宙に浮いていて、見れば若武の腕の中にいた
これってお姫様抱っこって言う奴じゃ!
私は驚いて若武を見る
すると若武はﾆｶｯと笑った
若「大丈夫だ。俺はお前を助けに来たんだから」
私はその言葉に胸がギュッとなる
すると、若武はそのまま走り出した
そして、駐車場から離れて人気のない所で止まる
そこで私はおろされる
若「ほんとあのじじぃ!次会ったらフルボッコにしてやる!いや、これＫＺの新しい事件にするか？」
若武が駐車場の方を睨み付けながらそう言っていた
私はそんな若武に飛び付いた
彩「怖かった..ｯ!」
やっと声が出たかと思えばボロボロと涙も溢れてくる
すると、若武はﾋﾞｸｯとなったが少ししてから優しく頭を撫でてくれた
彩「怖くてｯ!力が入らなくてｯ!」
若「よく頑張ったな」
私は小さい子供のように若武に泣き付いた
若武もそんな私を優しく抱き締めてくれる
若「俺、カッコ良かったか？」
彩「うん!」
若「アーヤ、俺やっぱりお前のこ「あっ、若武いた」
若武が何かいいかけたかと思えばそこに翼がやってくる
そしてこの状況を見てｷﾞｮｯとする
翼「若武がやりあがった..。」
若「どーだ!と言いたい所だが、結構大変な事になってた。」
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なし - キュンキュンした！次作楽しみにしています。 (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 792070fc33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最後まですごく楽しく読めました！！文章も読みやすかったです(*^^*) (2022年11月14日 17時) (レス) @page50 id: 274a64e1a4 (このIDを非表示/違反報告)
H,Cチ(プロフ) - ちょっとアーヤが羨ましいかも... (2022年3月17日 16時) (レス) @page50 id: 6d314ccbf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 相変わらず鈍感なアーヤが可愛いかった！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
ごましお(プロフ) - いや好きすぎるっ！全員の恋が叶って欲しい (2021年1月11日 22時) (レス) id: 8a70c2ec5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわぽわ? | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/minami08221/
作成日時：2020年5月7日 16時
