第１話 ページ2
「ん、ふぁ.....」
優しい朝日に包まれて、薄ら目を開く。
目覚めのいい朝だ。
上半身を起こし、グッと伸びをする。
隣にある携帯を確認すると、午前８時３０分。
今日は何も予定がないし、丁度いい時間かな。
そう思っていると、扉がコンコンとノックされる。
sm「スマイルです。入るね」
「うん、どうぞ」
毎朝俺が起きたタイミングでやってくるスマイル。
起きる時間を伝えてる訳でもないし、なんなら俺だっていつ起きるか分かっていない。
そうなると、やっぱりカメラが仕掛けられてるんだろうな、って改めて感じる。
まあ別に嫌だとは思わないけど。
だって後ろめたいことは何にもないからね。
それから、彼が毎朝ここに来る理由。
毎朝彼はここに来て、俺の前に手を差し出す。
「いつもの？」
sm「うん。大丈夫だとは分かってるけど」
そういう彼に俺の携帯を渡す。
毎日朝一で確認されるのだ。
同棲してる奴ら以外と連絡をとっていないかとか。
連絡先が増えていないかとか。
別にそんなことはしてない。
してもどうせ消されるだけだしね。
.....まあ、携帯を別で１つ隠し持ってるのは秘密だけど。
sm「これちょっと預かっとくね。リビングにきりやん居るから。」
「ん〜、了解、」
すると、スマイルの顔が近くによってきて、唇にバードキスを落とされる。
突然の事で硬直していると、スマイルが柔らかく微笑んだ。
sm「おはよ。言うの忘れてたから」
「...っ！ふふ、おはよ」
律儀なものだ。
彼はヒラヒラと手を振って、俺のスマホを片手に出ていく。
俺もそろそろ出るか...
そう思って、足を地につけ、リビングへと向かった。
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ライム - 本当に大好きです...。凄すぎる...。(語彙力ない) (2022年8月29日 22時) (
レス) @page5 id: ed0cf3b229 (このIDを非表示/違反報告)
スランプ(プロフ) - こういうコメント、苦手だったら申し訳ないんですけど、好きです。マジめっちゃタイプです。 (2020年6月3日 6時) (レス) id: f2366326e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作成日時：2020年5月26日 16時
