珈琲一杯に対して角砂糖は7個くらい甘い恋。

35個 ページ37

kei side


うぅ〜……玉森め……



疲れがどっと溜まった。




中「いーのーちゃん」



伊「ひぅっ！」



後ろから聞こえるその声がいつもより少し低くて変な声がでてしまった。




中「玉森先輩に何言ったの？」


伊「えっ、べ、別になにも……」





裕翔が俺の彼氏

って言っちゃったのバレたら怒られるよね？



それがどうしても嫌で俺はウソをつこうとした。




中「こら！嘘つかないの！」




そう、つこうとはしたんだけど彼には何もかもがお見通しみたいでウソなんてつけませんでした。





伊「……裕翔が、俺の彼氏って……言っただけ。」




中「やっぱり……」




怒られる。

そう思ってたんだけど……




中「……伊野ちゃんマジ可愛いね。」




伊「えっ？」




可愛いね……カワイイ……


怒るんじゃなくて？




伊「怒んないの？」


中「え？何で？そうやって友達とかにも俺のこと彼氏って言ってくれると、本当に伊野ちゃんの彼氏なんだなってなって、俺は嬉しいよ？」




なにそれ……こんなに心配したのに……



伊「ばかぁ……」



そう言いながら裕翔の胸に飛び込む。

傍から見たらただのバカっぷるの会話なんだろうけど、別にそれでも構わない。


裕翔の隣にいればそれでも幸せだもん。








山「おーい、公共の場ですよー。」



知「そーだそーだ、非リアの気持ちを考えろー！」







いやいや、お2人さんには言われなくないよ。


今だって山田の膝の上に知念いるし……。






有「おい、山田、知念。

お前らが言えることじゃねーよ。
俺みたいな奴がいえるんだ。」




大ちゃんご最もです。

これを聞いた2人は分かってないみたいで首を傾げている。





���「まぁ、とりあえず。公共の場って事を忘れないでね。」



伊「はぁーい」


中「分かった。」






学校は裕翔に会えるし皆がいるから楽しいけど、

裕翔と思う存分イチャイチャできないのが問題点かな……。




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