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yuto side
それから俺は伊野ちゃんを送るために外に出た。
2人で歩く暗い夜道はいつもと違うような空気だった。
伊「今日はホントにごめんね。」
中「ううん。いいよ。伊野ちゃん可愛かったし。」
伊「別にそんな事言われても嬉しくない……。」
素直になれないところがまた可愛いんだよ。
なんて言ったら怒られそうだからこれは心のどこかにしまっておこう。
中「ねぇ、今日ホントにありがとね。」
伊「えっ、なにが?」
中「俺をえらんでくれて。」
これが俺から今日伝えたい、一番大きな気持ちだった。
中「俺さ、中学ん時彼女つくって、この子ダメだなって思ったら別れて。また告られたら付き合う、みたいな生活だったの。」
伊「そ、なんだ……。」
中「でもね、
俺伊野ちゃんとならやっていけるかもしれない。」
伊「えっ……」
ホントにそう思ったんだ。
だからそんなに驚かないで。
これが俺の本心だよ?
中「だから、伊野ちゃん。
これからもっと伊野ちゃんの魅力を魅せて?
なんかね、伊野ちゃんの事は本気で好きになれるとおもう。
だから俺を本気にさせて?」
本気で恋愛なんてした事がない俺に本気の恋愛教えてよ。
きっと伊野ちゃんなら教えてくれるって信じてる。
伊「俺はね、
好きな食べ物は白米。
運動は苦手、でも勉強は人よりはできる。
あと皆には手が綺麗って言われる。ほら見て。
それからよくテキトーな事言っちゃう。
あと意地っ張りで、我儘で、そのくせひっつき虫で甘えん坊で寂しがり屋。
こんな俺なの。
だからこの事をよく踏まえた上で俺と付き合ってください。」
急にしゃべり始めた伊野ちゃんは自分について話したらしい。
中「…わかったよ。 何しても許すけど俺だって機嫌悪い時も、疲れた日も、寂しい時もある。
だからそん時は伊野ちゃんに癒してほしい。」
伊「わかった。俺達の約束ね。」
そう言って差し出された右手の小指におれの右手の小指を絡ませる。
そうして、約束を交わしたこの瞬間から
俺らのホントの恋愛が始まった気がする。
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丸岡冬(プロフ) - 魅那姫さん» いえいえ!更新楽しみにしてますね〜! (2015年11月21日 13時) (レス) id: 63782038e1 (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - 丸岡冬さん» 分かりました!適切なご指摘ありがとうございます。今後も読んでいただけると嬉しいです! (2015年11月21日 10時) (レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
丸岡冬(プロフ) - 魅那姫さん» iPhoneだと読み込めないみたいですね…。分け隔てなく読みやすくするんだったら、直した方がいいと思いますよ!普通の高にしてる作者さんもわりといらっしゃるみたいですし。 (2015年11月21日 10時) (レス) id: 63782038e1 (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - 丸岡冬さん» すみません!高木くん、本当は『はしごだか』なのでそうしてるんですが機種によって変な記号になってしまうんです……やっぱり普通の高にした方がいいですかね……? (2015年11月21日 9時) (レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
丸岡冬(プロフ) - 高木くんの高が変な記号になってるので、直した方がいいですよ〜 (2015年11月21日 9時) (レス) id: 63782038e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:魅那姫 | 作成日時:2015年9月22日 23時