15個 ページ16
kei side
目が覚めれば目の前には整った顔があった。
伊「…あれ……俺……」
しばらく状況が分からず俺は何をしていたのかを思い出す。
伊「……あっ//」
思い出したと思えば自分がした事がとても恥ずかしい事で
恋人と一つになれたという喜びと、恋人に自分の淫らな姿を見られてしまった恥ずかしさで俺の心はぐちゃぐちゃだった。
そんな事を考えてると
中「……ん、あれ、伊野ちゃん起きたんだ。おはよ。」
伊「あっ、お、おはよ。」
なんだか動揺してしまって“おはよう”ですら上手に喋れなくなってしまっていた。
まぁ、はっきり言うけどこうなったのも全ては薮のせいだから。
中「なに考えてんの? 百面相してるよ?」
伊「あっ、えっ、ちょっとね。」
中「さっき、可愛かったよ。伊野ちゃんって意外と感じやすいんだね。」
そんな事言うもんだから俺だってつい……
伊「…っ///ばかぁっ、ゆーとのばかっ! 別に可愛くねーし!」
恥ずかしくって手元にあった枕を裕翔に投げてしまった。
中「…いたっ……こら、いーのーちゃーん?」
ヤバイと思った時にはもう、時すでに遅しだった。
裕翔が怒ったような口調でこっちに近づいてくる。
伊「あっ、ごめん……」
中「ホントに悪いって思ってんの? 恋人にそんな事するなんて最低。」
ホントに裕翔を怒らせてしまったと思って、嫌われたらどうしようって、怖くなって。
伊「っ、グズッ…ごめっ、嫌いになんないでっ……。」
俺はとうとう泣いてしまった。
そしたら裕翔が
中「ふふっ、伊野ちゃん泣かないの。 こっちこそごめんね。 怒ってないよ。 」
そんな事を言いながら抱きしめられたもんだから、安心して逆に涙が止まらなくなってしまった。
伊「ばかゆーと!っ、も、ほんとにこわかったのにぃ……ヒクッ……」
中「ホントにごめんね。 それより伊野ちゃん、もう夜の11時なんだけどさ送ってあげるからそろそろ帰った方がいいんじゃない?」
時計を見るともう夜の11時を過ぎようとしていた。
伊「……やばっ、」
中「でしょ? 今日俺ん家だれもいないから送れるし、ね?帰ろ?」
伊「……コクッ」
俺は小さく頷いて家に帰る準備をすることにした。
それにしても俺の初めては全部裕翔に捧げちゃった訳だけど
気持ちよかったなんて言ったら調子乗らせそうだから絶対いってやんない。
168人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
丸岡冬(プロフ) - 魅那姫さん» いえいえ!更新楽しみにしてますね〜! (2015年11月21日 13時) (レス) id: 63782038e1 (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - 丸岡冬さん» 分かりました!適切なご指摘ありがとうございます。今後も読んでいただけると嬉しいです! (2015年11月21日 10時) (レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
丸岡冬(プロフ) - 魅那姫さん» iPhoneだと読み込めないみたいですね…。分け隔てなく読みやすくするんだったら、直した方がいいと思いますよ!普通の高にしてる作者さんもわりといらっしゃるみたいですし。 (2015年11月21日 10時) (レス) id: 63782038e1 (このIDを非表示/違反報告)
魅那姫(プロフ) - 丸岡冬さん» すみません!高木くん、本当は『はしごだか』なのでそうしてるんですが機種によって変な記号になってしまうんです……やっぱり普通の高にした方がいいですかね……? (2015年11月21日 9時) (レス) id: 38110d567e (このIDを非表示/違反報告)
丸岡冬(プロフ) - 高木くんの高が変な記号になってるので、直した方がいいですよ〜 (2015年11月21日 9時) (レス) id: 63782038e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:魅那姫 | 作成日時:2015年9月22日 23時