【進撃の巨人】一匹狼の走馬灯 (ページ49)

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43話　夜　　巨人の力　2 ページ49

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「前世の記憶を思い出す前に新しい主人を見つけたんだ」

ﾗｲﾅｰ「は...?新たな主人って誰のことだ」

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「Aがいつも一緒にいる....リヴァイ兵長だ。訓練兵の頃からAから聞いてたんだ。たぶん従うのは本能だろうね....」

ﾗｲﾅｰ「厄介な事になったな....あと一つなんだ？」

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「もう一つ理由....前世の恋人を探してたんだよ」

ﾗｲﾅｰ「随分メルヘンチックだな」

苦笑いでライナーは言う

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「Aの前世や前前世は恋人の生まれ変わりを探してたんだよ....そして今回女型の巨人との接触で記憶全て思い出したんだ....」

ﾗｲﾅｰ「でもなんでお前が急にそれがわかったんだ？」

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「それは.....僕が.......その生まれ変わりなんだ.....さっき.....記憶を思い出したAと触れた時頭に流れてきた.....」

ベルトルトは言葉を詰まらせながら言った

ﾗｲﾅｰ「まぁ俺達が継承した奴の記憶を覚えているからな信じよう」

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「ほんとかい？！ライナー！」

ベルトルトは驚いた表情をした

ﾗｲﾅｰ「お、おう」

ライナーは押され気味に返事をした

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「Aが訓練兵の頃からボーッとしてた時あっただろ？」

ﾗｲﾅｰ「そういや人の話を聞かないぐらいボーッとしてたな」

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「Aはその時ずっと自分の名前を呼ぶ男の人の幻覚をみるんだって.....多分それが前世の僕なんだと思うその頃から幻覚で思い出そうとしていたんだじゃないかな」

ﾗｲﾅｰ「なら今のお前達は前世の恋人同士で？」

ベルトルトは顔を赤くさせ頷いた

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「僕の昔の継承者....前世は....名前も姿も一緒だった....Aも今とは少し雰囲気は違うけど姿は彼女だった」

ﾗｲﾅｰ「Aが記憶を戻った以上ここにいるのはまずいアニとAを救出しよう」

ﾍﾞﾙﾄﾙﾄ「また壁を壊すのかい」

一粒の汗を流すベルトルト

ライナーは覚悟した顔で言った

ﾗｲﾅｰ「まだ俺らが敵とバレていない今壁内で巨人化して一騒動起こす.....」