【進撃の巨人】一匹狼の走馬灯 (ページ29)

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あれから数時間後___

『うっ......？』

Aは見慣れない天井をボーッとみた

「やっと起きたか」

声のする方を見るとﾊﾟﾝｯと本を閉じ足を組む男が一人いたよく見ると男はAの最後の記憶にある男と一致した

『なんで傷の手当てをした』

「お前の事に興味があるからだ興味がなければあのまま放置している」

ベットから起き上がり男を見た

「お前名前はなんていう」

『言うと...思うか？』「言えねぇのか？」

男は立ち上がると上から見下ろしたそしてAの顎を持ち上げ言った

「ここは俺の隠れ家だお前の仲間も来ないだろう俺はお前を好きにできる」

『俺は仲間なんかいねぇ』

「あの時の奴らはお前の仲間じゃねぇのか？」

『俺の後ろを勝手についてきてたヤツだ....仲間と思ってねぇ』

「ふん....そうか」

そう言うと男はベットに腰かけた

『リヴァイ』

「！なんで俺の名前を知ってやがる」

リヴァイは目を見開きこちらを見た

『ファーランという男があの時名前を呼んでいた』

「耳のいい事だ....よく覚えていたな」

『それにアンタは....有名だろ....』

少し目が虚になるAにリヴァイは

「無理すんじゃねぇ」

そう言うとAはモゾモゾと布団に入り目を閉じた

リヴァイはそれを見届けると閉じていた本を開いたその時『....A』

ﾘｳﾞｧｲ「なんだ？」

『A・A....名前』

リヴァイは「ほぉいい名前じゃねぇか」と言うとAは少し頬を赤くし布団に潜った

リヴァイはその行動を小動物のようにみえ少しだけ口元が緩んだ

するとドアにもたれかかりファーランが口を開いた

ﾌｧｰﾗﾝ「リヴァイお前らしくないな」

ﾘｳﾞｧｲ「べつに...人助けだ」

ﾌｧｰﾗﾝ「人助けねぇ？」