【進撃の巨人】一匹狼の走馬灯 (ページ26)

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24話ページ26

静かな部屋の前Aはノックをし口を開いた

『104期訓練兵 A・Aです』

「入れ....」

『失礼します....』

そこにいたのはエルヴィン団長とリヴァイ兵長ハンジとミケ分隊長だった___

ﾊﾝｼﾞ「おほ～！君があのA・Aだね～！私はハンジ・ゾエよろしく！どうして片目が赤いのオッドアイ？！初めて見るなー！」

ﾘｳﾞｧｲ「うるせぇぞクソ眼鏡黙っていろ」

ｴﾙｳﾞｨﾝ「久しぶりだねA元気にしていたかい」

『.....普通です。それで御用件は』

エルヴィンはふっと笑い話を続けた

ｴﾙｳﾞｨﾝ「君もわかってると思うが君の身柄は調査兵団が受け持つのが条件だというのは覚えているかい?」

『はい』

ｴﾙｳﾞｨﾝ「君は首席だと聞いたよ」

『調査兵団に行くことは変わりないです』

ｴﾙｳﾞｨﾝ「そう言ってもらえるとありがたいよ早速だが君はもう調査兵団の一員になってもらうがいいかい
」

『もう.....？それはもう今この時ですか....』

ﾘｳﾞｧｲ「なんだA嫌なのか」

『いや....同期と....』

ｴﾙｳﾞｨﾝ「友達が出来たのかい？」

ﾘｳﾞｧｲ「ほぉ？」

二人は少し驚いたような表情をした

ハンジはえ？なになに？と言い三人の顔を見た

『いや三年間同室のヤツは憲兵団に行くので最後に話したかったなと』

ｴﾙｳﾞｨﾝ「私もそこまで鬼ではない所属兵団を決める儀の前の時間は好きに動いてもらって構わない。だがそれ以外の行動はすまないが調査兵団....リヴァイの監視下になる」

『承知してます』

ﾘｳﾞｧｲ「Aお前は横の部屋で待ってろ話がある」

短く返事をしAは部屋を出た____

するとハンジが口を開いた

ﾊﾝｼﾞ「あんな子がたくさんの人を殺したなんて....」

ﾘｳﾞｧｲ「....地下街は....弱い奴が飢えて死ぬ」

ｴﾙｳﾞｨﾝ「訓練兵として過ごした三年間の間も同期を開拓地送りにしたそうだ」

ﾐｹ「あの頃よりかは....マシだろう。人とし丸くなった方だろう」

ﾊﾝｼﾞ「あの子の幼少期かい？リヴァイも共に過ごしてたんだろ？」

ﾘｳﾞｧｲ「あぁ...あの頃のアイツだったら開拓地送りじゃなくあの世送りにしてるだろうな....」

_______その頃

横の部屋ではAはボーッと椅子に座っていた

自身の右目とは色が違う左目を少し手で触れるとテーブルに顔を伏せ目を閉じた_____

思い出したのは地下街にいる頃の自分だった