東海の紅一点 2

〃 ページ22

YouSide

あ｢て、てっちゃん！？｣

まず玄関には大量の風船があった。

それも普通のじゃなくてYouTuberが使うでっかいやつ。

大玉ころがしでもするんですかー？って感じで置かれている(?)

そしてキッチン。

この前掃除したばっかりなのに茶色いモノが至る所にこびりついていた。

あ｢てっちゃん！料理するのはいいけどもっと綺麗にしてよ！｣

て｢おっし、みんな揃ったな！｣

言われてみればりょうくんもとしもゆめもしばゆーも…あれ、ざわくんがいない。

あ｢ざわくんは？｣

て｢遅れてくる｣

あ｢へー｣

今頃彼女さんとラブラブしとるんかやなんて考えてたら虚しくなってきた。

ｶﾞﾁｬｯ

虫｢うぃーす｣

玄関からすごい勢いで登場したざわくん。

あ｢彼女できたんやね！おめでと！｣

虫｢ん？まだだよ。今からだから待ってて｣

待っててとは。罰ゲームで公開告白的な？

あ｢ねぇてっちゃん、何の罰ゲーム？(ﾎﾞｿｯ｣

て｢…｣

え？無視？え？

と｢もういいんじゃね？｣

虫｢ふぅー｣

としが急に喋り出したと思ったらざわくんが一拍置いて

虫｢A僕と付き合ってください｣

………………………

あ｢わし！？｣

虫｢しかいないじゃん笑｣

あ｢私でよければ…｣

てしゆ｢ふぁーーー！｣

とても祝福されている気分じゃないけど公開告白されるのも悪くはない。

あ｢てっちゃん？彼女できたーって嘘やん。｣

て｢え？まぁうん｣

嘘をついたてっちゃんには後できつーーくお説教しておきました☆

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