77束 丸山side ページ36
9月11日、Aちゃんとのバイトを終えて家に帰る
母「あ、隆平、私電話しなあかんからお客さん対応して
予約してたやつ裏から持ってきて渡すだけやから!」
丸「はいはーい」
そこにあるエプロンをつけて店のほうにまわる
見覚えのあるイケメンが立っていてそれが"大倉先生"であるとすぐにわかった
でも、向こうは僕が知ってることなんか気づいてるわけがないからただの店員と客の関係をつらぬく
丸「予約表お預かりします…
…とってくるんでお待ちくださぁい」
予約表と同じ花束を見つけ出しその花を確認してもらう
丸「…彼女さんにプレゼントでしたっけ」
まさか僕が覚えてたとは思ってなかったようで少し驚いてからはは、と笑って
大「よぉ覚えてたな
…まぁ、彼女っていうか…今は、好きな人?」
丸「…別れてもうたんですか?」
大「そんなところやな
…自分も彼女おったら大事にするんやで?」
丸「僕モテないんで」
大「そうなん?男前やと思うけど…
…あ、これお金。じゃあ、お母さんにもありがとうございました言うといて」
丸「あ、はい
ありがとうございました」
オカンに大倉さんが帰ったことを伝え自分の部屋に行く
そして大倉さんの言葉を自分の中で反芻して
やっぱりあれはAちゃんにあげるんやろうなと予想する
言うたらあかんかったなぁ…
後悔しながらベッドに横になると自然と瞼が落ちてきて
次に目を覚ましたのはオカンの「ご飯やで!」という叫び声やった
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作者名:桜ンボ | 作成日時:2019年5月26日 16時