「他と違う」ってこと Ⅱ (ページ33)

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翌朝登校すると、廊下に人だかりができており、なんだか騒がしい。どうしたんだろうと覗いてみると…

「ごきげんよう」

なんということでしょう。あのアメリさんが、まるで乙女のようになっているではありませんか。アリスたちを見つけて近くに寄ると、やはりみんな驚いている。

『アメリさんに一体何が…』

「まさかあの会長が…！いつもの勇姿は…」

「まっかちゃんの双子の妹かな？」

「な訳あるか！あ〜イルマ様！どんなに気苦労されていることか…！今こそお役に立たねば!!今行かなくてどうする!?」

と、イルマくんの所へ行こうとしたアリスは、魔術開発師団の団長さんに引きずられていった。そして私も…

「Aちゃ〜ん♡」

『…はい』

サキュバス師団の先輩に呼ばれ、大人しくついて行く。今日も撮影大会だ…。

放課後、私の写真集の宣伝のためとか言いつつ布面積の少ない衣装に着替えさせられて、サキュバス師団の先輩たちと廊下を練り歩く。恥ずか死ぬ…宣伝したくないです…早く推薦文欲しい!!と思いながら歩いていると、ス魔ホが着信を告げる。先輩たちに断りを入れてから出てみると、イルマくんからだった。

〖もしもし、Aちゃん？〗

『イルマくん！生徒会お疲れ様！どうしたの？』

〖ちょっとお願いがあって…〗

写真集の一部イメージ画↓

妖精スタイル

メイドスタイル

アラビアンスタイル
↑この格好で校内を練り歩かされる

スマホアプリ「シャイニングニキ」より
どうしても画質が悪くなってしまう…