「他と違う」ってこと Ⅱ (ページ31)

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スキ魔ページ31

こんにちは、エイコです！
学食堂で縦長の弁当(アリスとクララ作)を食べているイルマさんと、その向かいで輝かしい笑顔で見守っているA様を発見した私は、これは究極のシャッターチャンスだと思い、カメラを構えました。

すると、肩にポンっと手を置かれ、振り返ってみると…

「くわしく話を聞かせてもらおう…」

怖い顔をした悪魔が…!!

「あわばばばばばば」

聴取されてしまいました。

聴取の結果─

「ですから！イルマさんとA様の魅力はあの優しさなんです!!」

「無論!!そして優しさとはつまり、器の大きさでありその本質こそ偉大で─…」

何だか意気投合してしまいました！

「それにAは私の幼馴染なのだ！」

「えっ、幼馴染!?」

羨ましすぎる…!!

「じゃっじゃあ、幼少期のA様も…？」

「ああ、知っている！Aは昔悪魔見知りでな。私も親しくなるまでに時間はかかったが、親しくなってからは何をするにも私の後ろをちょこちょことついてきてだなぁ！」

「かっかわいすぎるッ…!!」

「本当に可愛くて可愛くて…しかし今は…」

何やら考え込んでしまった同志…。分かります同志！今やA様はバビルスの人気者！仲良くしていたのは自分だけだったのに、他の人たちからも愛されるようになってしまったことに不安を覚え始めているんですね!!

「…同志！私は応援してますよ!!」

「…えっ、ああ…？」←何のことだか分かってない

よし、私も隠密(ファン)活動頑張るぞーッ!!