「他と違う」ってこと Ⅱ (ページ15)

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家族との時間ページ15

「よし！あとは時間に合わせて花火を打ち上げるんだよね」

「はい！次の打ち上げまで時間もありますし、披露巡りでも行きますか」

「そうだね!!このクララが作ってくれた衣装で宣伝もできるし、クララも一緒…に」

クララの方を向くと、クララの小さいverが2人程増えていた。

「『(増え…!?)』」

「「仲良し満タン！ウァラク一家見参！」」

ババーンとばっちりポーズを決めるウァラク一家。

「クララがお世話になってます。母です！」

「お世話してます」

「クララと仲良くしてくれてありがとう！お腹空いてない？あめちゃんポケットにいれとくわね。おもちゃもあるけど1人1個、ケンカはだめよ。」

矢継ぎ早に話すクララ母に圧倒される3人。

「ではっお祭り出動！いってきます！」

『い、行ってらっしゃい…』

まるで嵐のようだった…

「すごかったね」

「我々は静かに回りましょう、イルマさ」

アリスがそこまで言いかけたところで、誰かの声が被さる。

「発見〜♡アリスちゃ〜ん♡」

「アリス…って、アズくん!?」

女性の声を聞いた途端、だらだらと汗を流すアリス。

「んもーぅアリスちゃんてば♡アムちゃんを置いてくなんてひどいわん♡急いでお仕事ほっぽってきたのよ〜♡」

「母上!?なぜっ…ダヴィデの監視は…ッ」

「彼なら私の膝枕耳かき(チャーム)で…」

「ダヴィデ!!」

『アム様！お久しぶりです！』

Aに気づいたアムリリスが、嬉しそうにAに抱きつく。

「あらAちゃん！前に会った時よりも、うんと可愛くなっちゃって〜♡アリスちゃんがほっとけないのも頷けるわん♡」

「母上!!」

『アム様もお元気そうで何よりです！』

「ところで、アリスちゃんとはどこまでいったの？」

「母上ッ!?」

『どこまで…？』

「Aは気にするなッ!!」

アリスはすぐさまAとアムリリスを引き離した。

「全くもーぅアリスちゃんてば♡」

そして、今度は入間の方を向く。

「貴方がイルマくんね♡アリスの母・十四冠"色頭"アスモデウス・アムリリスよ♡アリスちゃんったらいっつも貴方とAちゃんの話ばかりで〜♡」

入間を撫でながら暴露するアムリリス。

「きいたわよ〜"はなび"？を作ったって♡で、それはどんなエロイ器具なの？」

「やめてください!!」

「そうだ！サキュバス師団のライム先生！教え子でしょう！挨拶に行きましょう！いってきます！」

投げキッスをしながら去っていくアムリリスにAが笑顔で手を振る。