私と9人の妖精たち (雪) (ページ1)

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出会いページ1

｢…ん？なんだありゃ？｣

落ちてくるのは何かよく分からない物体。
何か聞こえてきたな。

？｢うわああああ！おねーさん！あぶなーい！｣

｢は！？うそっ！？こっち来るの！？｣

ゴツンと音が出るぐらいの勢いで私とそれはぶつかった。

？｢いたた……あ！おねーさん！大丈夫ですか！？｣

そう言って慌てて近づいてきたのは
紫色の羽が付いた小さな男の子

｢はい…大丈夫です…｣

とは言うものの、地味にぶつかったとこが痛い。

というか、そんなことよりも目の前の小さな男の子が何者なのかを知りたい。

羽があるってことは人間って訳ではなさそうだけど…え？でも人間の形してない？

え？どういうこと？

疑問符が頭を支配する中、目の前の男の子は深々と頭を下げた。

？｢本当にごめんなさい！痛かったですよね……｣

しゅんとするのが可愛い…って！そうじゃなくて！この子は一体何なの！？

男の子はそんな私のことを察したのかご丁寧に自己紹介をしてくれた。

？｢銀花(ぎんか)王国から来ました！妖精のふっかです。｣

｢よ、妖精…？｣

ふ｢はい。信じられないかもしれないけど妖精です、わら｣

ニコニコと笑うふっかさんと状況理解が出来ない私。

だれか、説明お願いできませんか……？