私と9人の妖精たち (雪) (ページ2)

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頭の中に未だに疑問が残る中、

ふ｢あ、｣

ふっかさんが窓の外見て声を出したのでつられて私も見ると、さっきと同じようにこちらに向かってくる何か。

え？ちょっとまって？今日は何か落ちる日なの？

え？しかも、あれ、さっきのふっかさんと違って完全に狙ってこっち来てない！？

えええ！？どうしたらいいの！？
このままだと怪我する…！

そう思っていると窓の外から声が聞こえた。

？｢すみませーん！ぶつかるかもなんで、どいてもらっていいですかー？｣

どいてってどういうこと？

ふ｢とりあえず、どこう！さっきみたいにぶつかるから！｣

ふっかさんに言われてどくと、数秒後にはガサッという音と、へぶっという声が聞こえた。

？｢…いったぁ…｣

ふ｢…あ、あべちゃんじゃん。どうしたの？｣

あ｢…どうしたのじゃないでしょ！ホウキ忘れたらダメって言われたでしょ！｣

ほら！とふっかさんの手に渡されたのは薄紫のホウキ。そんな、渡した男の子には薄緑のホウキがあった。

てか、この子も羽付きじゃん？さっきの妖精？ってやつ？

そんな事を思っていると、緑の羽の男の子はくるりとこちらを向いて

あ｢銀花王国から来ました。妖精のあべです！
先程はお騒がせしてすみません。｣

と言った。

何だよ。ふっかさんよりしっかりしてそうな子が来たよ？

よし、この子にとりあえず、事情を聞こうか。