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ある少女の視界がひろがってゆく。
「うぁっ…そら、そらるさん…！！Aがっ…！！め、めを…！！」
白髪の男性が黒髪の男の肩を揺らす。
「！！おい、まふ！ナースコール押せ！」
そう指示すると他の人達も行動を始める。
「A！起きてくれたんだね…！！」
そうすると少女が目を閉じる。
『皆…。ありがとう。後で、伝えなきゃいけない事があるんだ。
今はどうか、どうか何も捜索しないでほしいの。
今、私は、お医者さんとお話しなきゃ、いけないと思うから。』
「大丈夫ですか！？今、〜〜〜…」
『はぁ…。看護師さん。大丈夫ですから、もう、いいんです。お医者さんとだけ、お話させてください。』
「えっ！？で、でも…((いいでしょう。」
「先生！？」
と、看護師が言うと、医師は“さ、Aさん。お話があります。行きましょう。”と言う
。
そうすると少女は頷き、“はい。”と言う。
−診察室−
「Aさん…申し訳ないのですが…。
良い方と悪い方どちらが良いでしょうか。」
『んー…。じゃあ、悪い方から。』
と言うと医師は驚いた顔をする。
「Aさん。すみませんが、余命宣告、させていただきます…。
貴方の命は、3日も持たないかも…しれません…。」
と、暗い顔をする、
『ははっ…。そんな暗い顔をしないでくださいよ。
私は何も気にしてなんかない。
言ったでしょう？
後は自由に生きていたい。
友達と普通に話せればそれで良い。
って、という事で、私退院します。今日、今。』
「え？そんないきなり言われても…！」
『じゃあ、3日間外出許可を下さい。』
そうすると医師は悩んだ末。
、
、
、
「だめです。。。って、そんな顔されて言えないので、いいでしょう。
でも、２日です、２日のみ、時間を与えましょう。
さぁ、早く友人達の元へ行ってあげなさい。」
『わかりました。ありがとうございます。』
−病室(個人部屋)−
『２日間外出して、いいってさ！』
「え…？良かったじゃん！！！」
と、口を揃えて言う。
『それと、話がある。』
全員の顔が暗くなる者もいれば、不思議な顔をする人がいる。
「なに？」
「なんですか？」
「なんじゃ？」
「ど、どうしたの？」
そして、少女は息を吸って、話を始める。
『私、余命宣告されちゃった…(笑)』
そうすると、少女以外の人達は表情が固まり、理解が追いつかない様子だった。
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作者名：みみちゃん | 作成日時：2017年10月2日 2時
