・(二十一話) ページ23
どうも、作者です!
テストも無事終わり、そろそろ復活していきたいと思います!
テスト期間中なんとなく作品覗きに来たら、お気に入りも評価もめっちゃ増えてて嬉しかったです!
しかも、なんと、過去最高154位っ!
ありがとうございますっ!
おかげでテストも頑張れました!
長らくお待たせしましたが、またゆっくり更新再開していきますので、これからも『或る“最強親子”』をよろしくお願いします!
(↓からはじまるよー!)
6/26 紫夜乃
───────────────
五条side
「私はッ、別にあんた───五条を責めるためにここに来たんじゃない………つもりだった」
一束の、彼女の整えられた髪が、血染めの床に散って踊る。
そして──俺はやっと、顔に投げつけられた煙草の吸殻を、その手で、振り払おうとした。
無下限呪術。
無限。
一瞬の隙───いや、解いていた?
家入硝子に煙草を叩きつけられた時、俺は、無限を解いていた?
信用────なんて言うまでもない。まるで当然のように、必然のように、超然のように、俺は、無限を解いていた。
当たり前だ。仲間なんだから。同級生なんだから。
彼女に攻撃されることなんて夢にも思わずに。
攻撃なんて、とても言えないような、怒り任せの稚拙な行動だったけど──それは。
当たり前のように、裏切られた?
ほんの、小さな、小さな事だけど。
身内。信じていた。それなのに。
裏切られるというのは、こういうことか。
そうだ、俺は────。
傑に裏切られて、ショックだったから?
だから、Aを、裏切った?
──────傷つけた?
俺は、なんて──────
──────最低なんだ。
「この期に及んで、あんた我が身が可愛いの!?お前、アイツがどんだけ辛かったか分かるか?アイツはずっと我慢してた。誰にも言えずに悩んでたッ!それが、あんたはどうだ!アイツの気持ち、一回でもちゃんと考えたことあんのかよ!手前勝手な理由で妙なことしやがって、アイツにどうやって償うつもりだよッ!?」
彼女は、そう一息に言うと、俺の襟元を掴んだ。
そして、その手を大きく、振りかぶった。
“──────”
無音だった。
俺が聴覚を遮断しただけかもしれないし、或いは──本当に無音だったのかもしれない。
───────俺は、殴られなかった。
彼女の平手は、無限に遮られた。
でも──────殴られたように痛かった。
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紫夜乃 - ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2021年8月7日 17時) (レス) id: 9a32eeac5c (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - そうでしたか!わざわざありがとうございます!これからもこの作品が完結するまで楽しく読ませていただきたいと思います。更新頑張って下さい!! (2021年8月4日 1時) (レス) id: bfd4f19ab4 (このIDを非表示/違反報告)
紫夜乃 - ごめんなさい!二十二話の前の・の所で作者挨拶の後に二十一話が入ってます!分かりづらかったので後で修正しておきます!これからも応援よろしくお願いします! (2021年7月4日 9時) (レス) id: 9a32eeac5c (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 面白いです!更新楽しみにしてます!あと質問なんですが21話って非公開か作中だったりしますか?22話公開されてるの見たのですが話がぶっ飛んでて困惑してますw (2021年7月3日 23時) (レス) id: bfd4f19ab4 (このIDを非表示/違反報告)
紫夜乃 - コメントありがとうございます!更新は遅いですが、がんばります! (2021年4月29日 20時) (レス) id: fef3ff785e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫夜乃 | 作成日時:2021年3月27日 16時