灰色に染まった青春の余韻【ky】 (ページ1)

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Prolog ページ1

君と、＿＿＿出会ったのはいつだっけ？

もう覚えてないくらい昔の事だった。

家が隣同士で、2つ年上の君に、
いつもいつもくっついて歩いてた。

ある時、こんなことを言ったの、覚えてる？

あれは確か、

私が小学1年生で、君が小学3年生の時。

クラスのガキ大将的な男の子に、ランドセルを取られて遊ばれていたのを、君は助けてくれた。

私は震える声で、こう聞いた。

”どうして、助けてくれたの”、ってね。

そしたら君は、こう答えたの。

”俺はAのスーパーマンだから、いつでも辛い時は俺を頼れよ”

って。

今考えたら、小学生の何も考えてない戯言かもね。

でも、それが私は凄く嬉しくて＿＿＿。

そんなこと考えても、しょうがないか。

もう10年も、顔すら見てないんだから。

ねぇ、

どうしてこうなったんだろう。

今会って謝ったら、

君は許してくれるだろうか。

ねぇ、

＿＿＿＿＿＿キヨ。