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#74 ページ38

「お前が月狐神だって証拠、見せてろよ。」

面倒くさそうに叫ぶのは澄空くん。あの村長的じい様のお孫さんだ。
なんで覚えてるかって?だって澄空と書いて、スカイくんだよ?んなキラキラネーム、一回聞いたら忘れないよ。

それとその後ろで叫んでるのは幸助くんと伊舞くんだったかな。

…私はこういう反応を待ってた!
うんうん、だよね!普通はそう思うよね!久しぶりの常識人っ、くぅ〜会いたかったよ!
なんにせよ、これでこの村もひとまず安泰だね。彼等のような若者がこれから担ってくなら安心だよ、発言力もあるし!

<…感心してないで言いくるめる言葉を考えたらどうですか?>

うっ……お願いします、くーくる先生。
丸投げさせてください。


<…仕方がないですね。>

<承知。任せてください。>

あざーっす!
流石くーくる先生っ頼りになるぅ〜
大好きよ、くーくる先生!

<…調子に乗るんじゃありません。>

へい。


**

俺達の言葉にうんうんと満足そうに頷く月狐神(仮)。
…俺には何を考えてんのかさっぱりだわ。

「…反論は無いわけ?」

「いい加減にしろっ…」

「いいですよ、そう思うのが普通ですから…澄空くん、だよね。」

親父が声をあらげたところを月狐神(仮)が制する。

「…そうだけど?」

…やっと動くか。さて、どう出るもんかな。

「説明させていただくと、神が力をかしていいのは人々の力じゃどうしようもないときだけなんです。何故なら、神様がほいほい力をかしてたら自分達の力で発展できないし、そうなればもうこの世界は神達の世界になってしまうでしょう?だって、神が発展させた世界を貴方達のものだって言えないもの…ここまではいいかな?」

よくない。

ごめん、ちょっと何言ってるかわかんねぇ。
スケールがデカ過ぎて俺の頭が追い付かないわ。
もう一回最初から頼みたいんだけど。


…なんて弱いことは言える訳がなく

「あ、あぁ…。」


と力なく返すのが俺には精一杯だった。

「ありがと。だからね、証拠にあの大雨降らせることは今はできないの…です。でも、この村がまた飢餓に陥りそうになったら私の全力をもって助けます、皆様が怠けることをしない限りは必ず約束します。」


頷く俺にふわりと笑って、それから真剣な眼差しで約束すると宣言した。

うわぁ、なんか鳥肌たったわ。

黙って聞いてた奴等は若者も合わせてわっと盛り上がる……マズいな。
このままじゃあ、反論できない。
どうしたものか。

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光希(プロフ) - ひよこまめさん» wwあら、そんな裏設定があったんですかw覚えときますねw (2016年12月26日 15時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ(プロフ) - 光希さん» いやっ!古事記を残した人が見たのは、アマテラス様の「コスプレして?」というおねだりによって女装していたツクヨミ様だったんです。ちなみに、スサノオさんは地上の嫁さんが大好き過ぎてあまり帰ってきません。 (2016年12月26日 15時) (レス) id: 845d9be9cf (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ひよこまめさん» うふふ〜古事記には姉弟とあって、スサノオが弟ですよ〜笑 (2016年12月25日 21時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ(プロフ) - 光希さん» なんだと。………いや!違う!きっと男なんです!(必死) (2016年12月25日 21時) (レス) id: 845d9be9cf (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - すみません、月読は女ですよ← (2016年12月25日 20時) (レス) id: 0d1bd762a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひよこまめ | 作成日時:2015年12月12日 16時

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