#56 続々、番外編 ページ19
「ですよね、アルトさん。」
「わかってくれるか、てんちゃん!」
一夜にして(可笑しな)友情が芽生えたアマテラス様とアルト様。お互い、苦痛を分かち合える仲間を見つけられたようで何よりです。そして、てんちゃん呼びに照れるアマテラス様可愛い。
「では今まで通り穴を塞ぎつつ、新たにトリップ者を取り締まる組織を作ると言うことで良いでしょうか?」
二人の友情という思わぬ収穫にほくほく顔にツクヨミ様。いつもより笑顔が自然な気がする。
「うん!」
「あぁ。人材や本部の設立は此方に任せて欲しい。組織の長はエリカに頼みたいのだが、いいかなてんちゃん?」
「うん、いいですよ。私達は時空に干渉できないので人材も設備もアルトさん達がやったほうが速いでしょう。その代わりというのもなんですが、資金は此方で7割出させて下さい。それとエリカさんがリーダーなのも得に反対しません。彼女はとても優秀そうですしアルト様が推薦するなら問題ないでしょう。何より可愛いくて格好いいです軍とかの隊服とか着せたいです〜。」
「さっすが〜よくわかってるじゃないか!ウチのエリカって本当優秀でよく働いてくれるしさ。みなまで言わなくても察してくれるし、“承知”とか言ってシュンッと居なくなるのも格好いいし日本のニンジャみたいで。軍服もいいけど私としてはニンジャコスさせたい。」
「忍者っ!いいですね〜絶対似合いますよ!それに聞きました、エリカさん一等天使なんですよね!くぅ〜格好いいっ!あ、でも軍服は譲りません。」
「〜っ……」
誉められ慣れてないのか真っ赤になってうつ向くエリカさん。感想、ただひたすら可愛い。
一方で本人を置き去りにして組織の隊服議案が飛び交う。
「…よし。実際に着せてみればニンジャのよさがてんちゃんにもわかるはず!」
アルト様が指パッチンするとメイドさん達がズラリ。さっきまで真っ赤だったエリカさんの顔が今度は青くなっていく。
とりあえず、エリカさん頑張って。
こうして会合はファッションショーと化していくのだった。
…話し合いはまだ続く。
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光希(プロフ) - ひよこまめさん» wwあら、そんな裏設定があったんですかw覚えときますねw (2016年12月26日 15時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ(プロフ) - 光希さん» いやっ!古事記を残した人が見たのは、アマテラス様の「コスプレして?」というおねだりによって女装していたツクヨミ様だったんです。ちなみに、スサノオさんは地上の嫁さんが大好き過ぎてあまり帰ってきません。 (2016年12月26日 15時) (レス) id: 845d9be9cf (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ひよこまめさん» うふふ〜古事記には姉弟とあって、スサノオが弟ですよ〜笑 (2016年12月25日 21時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ(プロフ) - 光希さん» なんだと。………いや!違う!きっと男なんです!(必死) (2016年12月25日 21時) (レス) id: 845d9be9cf (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - すみません、月読は女ですよ← (2016年12月25日 20時) (レス) id: 0d1bd762a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこまめ | 作成日時:2015年12月12日 16時