#50 ページ13
「ドヤッ」
「お姉さん凄〜い!」
「おぉっ!」
黒髪の純日本人の姿に戻ってドヤ顔してやった。
そしたら子供受けのいいこと……(あの総悟まで目を輝かせている)やっぱり魔法って格好いいもんね、わかるよ〜
誉められて調子に乗った私はパーカー&スエットというこの世界では浮いたファッションを橙色の子袖にチェンジ。
するとこれまた手を叩いて喜でくれた二人に
いよいよ天狗になった私は幻覚のファッションショーをやり始めた。
あーお前等可愛い。
が。
「ごめん、やっぱり役所は明日にしようか。」
魔素枯渇+腹筋の筋肉痛で幻覚使えなくなりました。
<ただのアホですね。>
……返す言葉もありません。
**
日に日に黒髪から遠退く我髪色。
今では二人と同じ栗色まで薄れてしまった。
金髪になる日も近いかもしれない。
くっそぉ…日本人の誇りがぁ。
「お姉さん、着いたよ。」
一晩休んで魔素も腹筋も復活した。
さて、1つ狐に化かされてもらいますか。
「じゃあ、ちょっと行って来るね。」
二人がコクリと頷いたのを確認した私は本日の舞台、役所の入り口へと足を踏み出した。
口から言う建前はリンクしたくーくるがリアルタイムで指示してくれるから、私はただ橙子袖の日本人を維持することだけに集中すればいい。
家事しながらの地獄の特訓と比べたら屁でもないね。
まぁ、その後はとんとん過ぎるくらいに話が進み、僅か10数分で無事に戸籍を獲得しました。
流石はくーくる先生、仕事が早いです。
内容としては本当に大したことは言ってない。
攘夷戦争で村が血の海になり泣く泣く天人から逃げて来たんだ。村の役所も焼かれて戸籍もないから確認できない。といった趣旨を伝え、軽く天人を罵倒したらあっという間だった。
…役人チョロイ。
そんなんで大丈夫なのか、この村。
199人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
光希(プロフ) - ひよこまめさん» wwあら、そんな裏設定があったんですかw覚えときますねw (2016年12月26日 15時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ(プロフ) - 光希さん» いやっ!古事記を残した人が見たのは、アマテラス様の「コスプレして?」というおねだりによって女装していたツクヨミ様だったんです。ちなみに、スサノオさんは地上の嫁さんが大好き過ぎてあまり帰ってきません。 (2016年12月26日 15時) (レス) id: 845d9be9cf (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - ひよこまめさん» うふふ〜古事記には姉弟とあって、スサノオが弟ですよ〜笑 (2016年12月25日 21時) (レス) id: 476a1e2e74 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ(プロフ) - 光希さん» なんだと。………いや!違う!きっと男なんです!(必死) (2016年12月25日 21時) (レス) id: 845d9be9cf (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - すみません、月読は女ですよ← (2016年12月25日 20時) (レス) id: 0d1bd762a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひよこまめ | 作成日時:2015年12月12日 16時