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「ちょっと！」
私は彼がいる部屋の扉を、ノックもせずに勢いよく開いた。
リヴァイ「…遅かったな」
事態の元凶であるこの狡猾な上司は、椅子に座って優雅に紅茶を嗜んでる。
「そんなことしてる場合じゃないです！確かに、リヴァイさんに任せるとは言いましたけど…
＿＿キスマークで知らせる、なんて…」
尻すぼみになっていく私の声を聞いて、リヴァイさんは「…気付いたんだが、」と席を立って私の元までゆっくり近寄ってくる。
そして彼は、私の髪を一束掬い上げ、指で弄びながら悪しきことを言った。
リヴァイ「どうも、俺は独占欲が強いらしい＿。
恨むなら、俺に任せると言ったお前自身を恨むんだな」
「皆に変な反応されたんですからね！班員にも、ハンジさんにも、エルヴィンさんにも…すれ違った皆にも、」
私が拗ねて言い返せば、リヴァイさんは髪を弄んでいた手をそのまま後頭部に回し、触れるだけのキスを仕掛けてきた。
リヴァイ「ほぅ…それで？」
「…っ、キスすれば許されると思ってるんですか…っ！」
精一杯睨み付けてやったつもりだが、彼には逆効果だったようで、そのまま壁まで押しやられ再び唇を塞がれてしまった。
リヴァイ「…もうそれで終わりなのか？」
完全に彼に弄ばれてる。
力が抜けてしまった私は、頼りなくへなへなと彼の肩に手を回し抱きついた。
「はぁ…結局また私が降参するしかないんですね。ほんと＿呆れるほどの独占欲というか」
リヴァイ「好きに言え。…俺の女だと示して何が悪い。事実だろうが＿痕、消すなよ」
どこまでも深い独占欲に、思わず笑ってしまう。
でもそれも、私のことを愛してくれている気持ちからだと分かっているから。
この人は本当にどこまでも分かりにくい。優しさも人を思いやる気持ちも、だが、”寵愛”ですら、不器用に分かりにくく伝えてくる人のようだ。
「それは、上官命令…ですか？了解しました」
おどけて言えば、チッと舌打ちが返ってくる。
＿＿だが、どうやら。
独占欲が強いのは、お互い様らしい。
「…ねぇ、私にも、付けさせてください＿」
私は返事を待たず、彼の首に噛みついた。
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みみみみみ(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます😭めちゃめちゃ嬉しいです！実は丁度最強組にハマって呪術のお話し書きたいな〜と思っていたので作成しました！そちらも読んでくださると嬉しいです！ (2023年1月14日 19時) (
レス) id: 8759106b01 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - めちゃくちゃおもしろくて、とても幸せで、私好みのお話でした。次は、五条先生のお話をかいてくれたら嬉しいです！ (2023年1月14日 11時) (レス) @page37 id: 19761245cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみみみみ | 作成日時：2022年9月20日 22時
