◆ ページ14
リヴァイ「…ありがとうな」
「…！」
愛おしさ。大切さ。何よりも手放したくないという気持ち。
こいつは昔から俺の気持ちを揺さぶるのがどうも得意なようだ。
思わず頬が緩み、Aは嬉しそうに笑う。
リヴァイ「冷えるからそろそろ帰るぞ」
「はい」
今度はAから繋いできた手を、俺は強く握り返した。
「あっ、ちゃんとプレゼント別でありますからね？昼、有名なお店で紅茶の茶葉買ってきたんです！」
隣で何故か慌てるように言うA。
…だから昼は予定があると言ってたのか。
俺は必死に説明をするAに、不意打ちをついて唇を奪う。
「…っ！」
こんな俺にここまで費やしてくれるAをどうしても手放したくないと、強く思った。
名残惜しくも唇を離し、Aを見た。
リヴァイ「…A、」
「…？何ですか？」
リヴァイ「…来年も、こうして祝ってくれるか」
「…！…もちろんですよ」
誕生日の日に交わしたのは、何も守れる保証のないただの口約束。
守れる可能性何て誰にも分からない、そんな約束と呼べるのか分からない程度のもの。
ただ。
来年もこうして隣にいてくれ、何て言う俺の願いを込めて、Aに呟いた。
そんな俺の願いを知ってか知らなくてか、Aは大人びた表情で頷く。
誕生日なんてくだらねぇと思っていたが。
…こうしてAに祝われるのも悪くねぇ。
そう思った。
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みみみみみ(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます😭めちゃめちゃ嬉しいです！実は丁度最強組にハマって呪術のお話し書きたいな〜と思っていたので作成しました！そちらも読んでくださると嬉しいです！ (2023年1月14日 19時) (
レス) id: 8759106b01 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - めちゃくちゃおもしろくて、とても幸せで、私好みのお話でした。次は、五条先生のお話をかいてくれたら嬉しいです！ (2023年1月14日 11時) (レス) @page37 id: 19761245cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみみみみ | 作成日時：2022年9月20日 22時
