俺らのねーちゃん、ちょーサイキョー【東リベ】

ねーちゃん ページ25

「なぁ、ねーちゃん」

『んー？何？』



3人で並んでツーリングをしているときに蘭が話しかけてきた









「天竺に入った理由、他にもあるんじゃねーの」









図星だ。

まさか言われるとは思っていなかったのかAは少し驚いていた。






一方竜胆も少し驚いていた。





面白いことにはとことん首を突っ込む姉。
ただしめんどくさいと思ったらすぐに捨てる。




しかし、仲間だけは捨てなかった。



飽きっぽい姉でも人の心でみんなをまとめた。




それで姉はたくさんの人から讃えられ、尊敬された









そんな姉だから特に理由もなくしかも俺たちが捕まっていたから同じようにしようとして入ったのだとばかり思っていたのだから。









『____________うーん、鋭いねぇ、蘭』


お、当たった？と蘭が聴くとAは少し悲しそうに頷いた









『私の大切だった人の弟なんだ。黒川イザナは』



ねーちゃんはぽつりと独り言のようにいった。









なんとなくそれ以上は聞けない、聞いてはいけない気がしたので何も言わずに六本木の家に向かった。








家に帰ると玄関前には乱暴に置かれた買い物袋があって中身のアイスが溶けていて、ねーちゃんがガッカリしてた。


しかし、竜胆と蘭のお気に入りのアイスも溶けていたので3人で肩を落として、また今度買いに行こう。3人でと約束して笑い合った。

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