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幼馴染み 俊哉ツアー編 3 ページ8

Asaid


手にした携帯に目をやると、そこに有ったのは"なっちゃん"の名前。




「えっ・・・なっちゃん?
こんな時間に電話なんて珍しいけど、何か有ったのかな?」




最近のなっちゃんは仕事が忙しく、なかなか会うことが出来なくて、寂しく思っていた。




急いで電話に出れば、




菜月「急にごめんね。
Aちゃん、今から一緒にご飯行かない?」




電話から聞こえて来たのは、大好きななっちゃんの声。




最近のなっちゃんは仕事が忙しい様で、時たま電話で話を聞いて貰うくらい。




この前会ったのは、もう3ヶ月も前だし。




そんななっちゃんからの久し振りのお誘いに、私のテンションは上がってしまった。




「行く行く。
直ぐに準備するから、何処に行こうか。」




はしゃぐ私の声を聞いて、なっちゃんが"クスッ"と笑った。




菜月「Aちゃんごめんね、なかなか会えなくて。確かAちゃん、明日休みでしょ?
実は、私も明日休みなんだ。」




「本当に?」




浮かれていた私は、この時サービス業のなっちゃんが珍しく土日に休みな事に、疑問も何も抱かなかった。




「本当にゆっくり出来るの?
嬉しいな。久し振りに色んな話をしようね。」




自宅に着いたばかりだった私は、直ぐに着替えを済ませて待ち合わせの場所に向かった。




俊くんに、なっちゃんに会うことを連絡すると、




俊哉「了解。
俺も用事が有るから、気にしないで姉ちゃんとゆっくりしておいでよ。」




"あれ?今日俊くん、用事有ったっけ。"




ちょっと引っ掛かる所は有ったけど、なっちゃんに会えるからと、何も聞かずに電話を切った。




暫くしてやって来たなっちゃんは、少し疲れた顔をしていた。




菜月「今日良かったら、ご飯食べた後は私の家で呑まない?」




"俊くんに連絡しないと。"




そう思っていると、




菜月「Aちゃん。俊の事心配してる?
大丈夫だよ、ちゃんと言って有るから。」




そう言ってにっこり笑ったなっちゃんに、私はほんの少し不安を覚えた。




「じゃあ、お邪魔しちゃおうかな。」




何だかなっちゃんの様子が心配で、私は今晩はなっちゃん家に泊まらせて貰おうと思っていた。




お喋りしながら楽しく食事を終えた私達は、途中コンビニでお酒やおつまみを買い込むと、なっちゃん家に向かった。

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作者名:紅廉 | 作成日時:2018年11月20日 20時

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