【名探偵コナン】原作を見守ることに命かけてますから！２

友達と遊園地に遊びに来たよ！ ページ3

prrrrrﾋﾟｯ

貴「もしもし？」

ジン「任務だ」



そんな短いやり取りがありまして、やって来ましたトロピカルランド！！

今世では遊園地ってはじめて来るんだよねー。

それを抜きにしても、ここはコナン世界では何かと有名なトロピカルランド！

楽しまなきゃ損だ！ってことで予定より早めに来て遊びまくりました。

今の私は遊園地をエンジョイしている一般的な女性客だ！！


そんな完璧な擬態(笑)をした私だったが、待ち合わせ相手は一般客の目線なんて一ミリも考えてなかった。

何食わぬ顔でゲートをくぐる真っ黒な男が二人。

黒いコート、黒い帽子、黒い靴、一人はさらに黒いサングラスまで。

てことで、ジンとウォッカが入園しましたー。

あぁ、係員さん二度見してるじゃん。

わかるよその気持ち。見ちゃうよね、怪しすぎるよね。

私これから、こいつらと行動するのかー。

やだなぁ、周りの視線が……。

まあ、わかってたことだよね。ﾔﾚﾔﾚ


私はキョロキョロしている二人に駆け寄り、笑顔で話しかける。

貴「二人とも遅かったね！！

暇だったから、先にジェットコースター乗っちゃったよ？

あ！ポップコーンあるよ！食べる？」

そうすると、私がカルバドスだって気づいたみたいでぎょっとされた。


本日の変装のテーマは遊園地ガチ勢の女子大生。

乗り物は最短ルートを走ったりファストパスを駆使して乗りまくり、その道すがら食べ物も制覇していく。

限定グッズは見落とさず、ポップコーンにカチューシャにリュックと完全装備だ！

まさか裏取引に来ているとは誰も思わないであろう姿である。


これはそんな雰囲気作りをぶち壊した二人への意趣返しだ。

せいぜい戸惑うがいいわ！

ジン「……カルバドスか？」

ウォ「マジですかい！？」

マジです。

貴「二人の分のファストパスも取っておいたからね！早く行こう？

まさか割り込みしようなんて、考えてないでしょう？」

二人のファストパスはその辺の優しいお兄さん達から買収しました。


ジン「……わかった。

だから、その姿でその声は止めろ」

最後だけカルバドス時の声を出したら、たいそう不気味だったらしい。

顔色悪いですぜ兄貴！

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