【名探偵コナン】原作を見守ることに命かけてますから！２

悪いごはいねぇが〜 ページ4

ジェットコースター乗り場までやって来ると、あれれぇ？どっかで見たことある子達がいるよー？

貴「ごめん！ちょっとトイレ行ってくるね！

私はもう既に乗ってるから、二人だけで乗ってて！

ファストパスの列はあっちだからね！

割り込んじゃダメだよ！」


二人の返事は聞かずに、さっき見かけた子供達を探して駆け出す。

そうしたら、案の定ジェットコースターの列から離れた所で何やら悪巧みをしている未来の少年探偵団を見つけた。


貴「君たち、そこは立ち入り禁止だぞ？」

子供達「「「うわぁッ！？」」」

いくらジェットコースターに乗りたいからって、正規ルートじゃない場所から忍び込もうとするなんてねぇ。

というか、親はどうした。

貴「君たちのご両親はいないのかい？」

元太「だってよぉ……」

歩美「ママたち、買い物ばっかりしててつまんないんだもん！！」

貴「だからって、こんなズルはダメだってわかるよね？

みんなジェットコースターに乗りたくて、ちゃんと順番を待ってるんだから、君たちだって楽しみにしてるのに横入りされたら悔しいだろう？」

光彦「はい……」

元太「そうだな……」

歩美「ごめんなさい……」

うんうん、この子たちは非常識なこともしでかすけど、基本的に素直なんだよねぇ。

三人の頭をよしよしと撫でる。

貴「そうだなぁ、きっとご両親も心配してるだろうし、戻ろっか。

ついでに、お姉さんがアイスクリームおごってやろう！」

そう言うと、ワーイと喜んで何味にするか相談し始める。単純だなぁ。


さて、今頃ジェットコースターは真っ赤に染まっているのかな？

新一くんや、怪しすぎるジンニキたちを見たい気もするけど、今から行ったら人でいっぱいで近づけないだろうし。

小心者の私には警察に会う勇気もないしなぁ。

歩美「お姉さんはやくーー！！」

おっと、呼ばれちゃった。

まあ、小学生を首がはね飛ぶ現場に行かせないことができただけでもよしとしよう。

アニメだと血の表現はマイルドになってたけど、ここは現実だからね。

作中でも上位のエグい殺人だと思う。

なんたって、ザ☆犯罪者のジンニキたちまで引いてたからね。

少なくとも、小学生に見せるものじゃない。


貴「はいはーい！

何味にするか決まったのー？」






さて、好奇心旺盛な高校生探偵くん。

全ての"始まり"まで、あとちょっと。

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