アイドルを目指す少女はYSP能力者3【妖怪学園】 (ページ8)

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A「フォーチュンビターブラック。
お願いしたら全員分も
作って下さりました!」

そう言ってAは、

フォーチュンビターブラックが6個入った籠を

ジンペイ達に見せる。

ジンペイ「やった!早く食べてみようぜ!」

ジンペイは籠に手を伸ばすと…。

九尾「ちょっと失礼」

YSPクラブ『…?』

するとそこに、九尾が現れた。

九尾「茶李井さん。
予約をしていた九尾リュウスケです。
フォーチュンビターブラックを
受け取りに来ました」

茶李井「そうだったネ。すっかり忘れてたヨ」

そう言って茶李井はAの手から籠を奪い取り、

そのまま九尾に渡した。

YSPクラブ『えっ!?』

ジンペイ「ちょっと九尾先輩!
それ、俺らのですっ!!」

九尾「ん?君達も予約をしていたのかい?」

A「いえ……してません……けど……」

九尾「だったらこれは、予約をしていた
僕のチョコレートのはずだ!」

ドヤ顔でそう話す九尾。

マタロウ「あっあの～…じゃあ1個!
1個だけでも譲ってくれませんか～?」

九尾「断る!」

ジンペイ「何でだよ!先輩のケチ!」

マタロウ「うんうん」

九尾「何とでも言うといいさ」

A「そんなっ……酷いっ……。
いいじゃないですかっ……1個ぐらい……。
私達だって欲しかったのにっ……。
九尾さん……酷いですっ……!」
《エマさんが待ってるのに……。
それに私も……ポルカに渡したかった……》

そう言ってAは思わず泣き出してしまう。

九尾「なっ…!」

ジンペイ「あーっ!九尾先輩がAを泣かしたー!」

フブキ「最っ低…」

マタロウ「九尾先輩は平気で
女の子を泣かせるような人だったんですね…」

コマ「Aさん可哀想…」

ジンペイ達に冷たい目で見られる九尾。

フブキ「A泣かないの。
ポルカの分も含めて、今日予約して
明日また一緒に買いに来よう?ね?」

フブキに背中を摩られて

少しずつ落ち着きを取り戻していくA。

A「っ……はい……」