アイドルを目指す少女はYSP能力者3【妖怪学園】 (ページ25)

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YSPクラブ『…?』

「そんなっ…有り得ませんよ…」

A達には気付かずに

深刻な会話をしている部員達。

A「あのっ……どうかしましたか……?」

A達は部室の中に入る。

留科巣「あぁ、君達か。
実は編集中におかしな映像を見つけて…」

マタロウ「おかしな映像…?」

留科巣「映画に、うちの役者ではない
ゾンビが映っているんだ…!」

YSPクラブ『えっ?』

留科巣「これを見てくれ」

留科巣はパソコンを操作して

A達に映像を見せる。

留科巣「此処には役者は
配置していなかったはずなんだ。
しかも此処だけじゃない」

他の映像にも、そのゾンビは映り込んでいた。

ジンペイ「やけに映りたがりのゾンビだな?」

留科巣「映りたがり…?
もしかしてこれは…Y学園七不思議の1つ
【映りたがりの友道君】では?」

マタロウ「友道君…?」

A「……どうやらその可能性は高いそうです」

Aはてっぺんにピンクのうさ耳が付いていて、

背面に白い天使の羽がデザインされた

ゆめかわピンク色のカバー付きの自身のスマホで

友道君について調べ、ジンペイ達に画面を見せる。

A「Yペディアによれば、彼が映りこんだ映画は
呪われてしまうと言われているそうです……」

留科巣「確かに、この映画を撮り始めてから
主演俳優が次々と辞めてしまうという事態が
起きている…。最初の俳優は部留雨須(ぶるうす)君。
続いて主演になった首輪留津(しゅわるつ)君。
今の主役、怒野ランボー君は
3人目の主演俳優なんだよ」

マタロウ「そんな事が…」

ジンペイ「しっかし驚いたな!
そんな濃いキャラの俳優が次々と見つかるとは…」

マタロウ「驚く所そこ!?」

すると突然留科巣のスマホの着信音が鳴る。

留科巣「何ぃっ!?」

画面を見ると号泣しながらダンベルを持っている

怒野ランボーの姿。

そして【もうやめま～す!】と書かれたメールだった。

留科巣「ランボーまで…」

コマ「困った事になりましたね…」