アイドルを目指す少女はYSP能力者5 【妖怪学園】 (ページ19)

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徳田「そういえばこの写真…
子犬が写ってる!」

徳田が改めて写真を見ると、

ベージュ色の子犬が写っていた…。

フブキ「本当だ!」

コマ「という事は、子犬が超能力的なパワーで
トラックを吹っ飛ばしたって事かな?」

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～YSPクラブ部室～

ジンペイ「やっぱりな! メラや獅子黒が
悪い事するはずないってわかってたから!」

A「はい、私も最初から信じていました。
メラさんの事も、獅子黒さんの事も……」

ジンペイ「だよな、A?
俺達の目に狂いは…」

徳田「ちょっと待って」

すると突然、部室のドアが開くと

アルバムを持った徳田が現れた。

ジンペイ/メラ/A『ん…?』

徳田「ここ最近の雷堂メラの行動を調べてみたの」

そう言いながらメラに近付いていく…。

徳田「貴方は先週、道に落ちていた空き缶を
思いっきり蹴飛ばしたわね?」

メラ「だっ…だから何だよ」

徳田「その缶が危うく当たりそうだったと
証言した人が見つかったわ」

メラ「っ…!?」

A「でも結局は当たらなかったんですよね……?」

徳田「それだけじゃない。貴方が商店街の
シャッターに、ペンキで落書きをするのを
見た人も居たし、道でお婆さんの荷物を
ひったくる所を見たという人も居たわ」

フブキ「お婆さんの荷物を…?!」

コマ「そんなっ…!」

メラ「おっ…俺はっ…」

A「そ……そんなの嘘だっ!!
メラさんがそんな事するはずないっ!!
だってメラさんは……」

Aは最後までメラを庇い続けるが…。

メラ「畜生っ…」

メラは部室から走り去っていった…。

徳田「あ、逃げた!」

A「メラさん……」

徳田「貴方、ヤケに必死になって彼を庇うのね?
さては貴方…雷堂メラに恋でもしてるのかしら?」

ジンペイ/コマ/マタロウ『えぇーーーっ!?』

ジンペイ「嘘…だろ…」

コマ「Aさんが…」

マタロウ「メラ先輩に恋を…?」

ジンペイ、コマ、マタロウは落胆する。

フブキ「…」
《絶対違うと思うけど…》