アイドルを目指す少女はYSP能力者10 【妖怪学園】 (ページ44)

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ジミナ「そして貴方を止めたい一心で、
私もこんなスガターに…」

悲しげにそう話すジミナディーヌ。

メダツ「うるさい! 俺は目立つ為なら
何でもやると決めターニャ! この殺人ショーもな!」

そう言うとメダツコトスキーは、コマとフブキに襲いかかる。

コマ/フブキ『うわぁぁぁっ!!』

ジミナ「…!」

ジミナディーヌは腕のムチを使い、

メダツコトスキーの手を弾き返す。

メダツ「ダニャッ!? 邪魔をするのかぁ!」

ジミナ「もうやめテーヌ!」

涙ながらにそう叫ぶジミナディーヌ。

メダツ「うるさい!」

メダツコトスキーはジミナディーヌに襲いかかろうとするも、

その前にメダツコトスキーのお腹に体当たりするジミナディーヌ。

メダツ「ぐぇっ?!」

ジミナ「っ!」

そしてジミナディーヌは、腕のムチで

メダツコトスキーの体を締め付ける。

メダツ「ぬわぁっ?! 離せぇぇっ…!」

ジミナ「いいえ、貴方が考えを改めるまで離さなイーヌ!」

臼見沢「…」

その様子を陰から見ていた臼見沢先生。

被っていたアフロのカツラを取り、

髪の毛を2本抜くと息を吹き掛けると

その髪の毛は虫のような形になって飛んでいき、

メダツコトスキーとジミナディーヌの体に入り込み…。

メダツ/ジミナ『ぐおぉっ!/ やあぁっ!』

2人は苦しそうな声を上げると、不気味なオーラに包まれ…。

メディア「ギガガガガ…メディアギガァァス!」

やがて、メダツコトスキーとジミナディーヌが合体した

メディアギガースという怨霊が姿を現した…。

マタロウ「えぇぇっ?! 合体しちゃった!」

フブキ「驚きがなければ価値がない…飽きられたら終わり…。
視聴者の要求に苦悩する配信者達の、
積み重なった黒い思いが魔物になっているようね…」

メディア「チャンネル登録者達よ!
俺に高評価をくれえぇぇぇぇっ!!」

世界中に居るYチューブを見ている人達は

次から次へと黒くて不気味なオーラに取り込まれ、

やがてメディアギガースの背後に集結していく。

「高評価! 高評価!」

ジ/コ/マ/フ『うわぁぁぁっ!!』

まるでゾンビのようになってしまった人達。

ジンペイはAの体をお姫様抱っこして抱え、

コマ達と共に慌てて逃げる。