アイドルを目指す少女はYSP能力者10 【妖怪学園】 (ページ4)

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生まれ変わっても、君と一緒にいたいです (1) ページ4

エマ「はぁ…はぁ…はぁ…」

エマは深い霧がかかった不気味な道で

何かに追われ、ひたすら走り続けていた…。

エマ「あぁっ…!」

だがその途中で石につまずいて転んでしまう。

やがて、黒い影がエマにゆっくりと近付いていく…。

エマ「あ…あぁ……」

エマは恐怖のあまり、尻餅をついたままゆっくり後ずさる。

.

.

.

.

.

.

?｛目覚めよ…｝

すると突然、エマの背後から不思議な声が…。

エマ「えっ…?」

?｛時が満ちようとしている…}

その声は次第に近付いていき、やがてエマの目の前に現れる。

しかしその声の主から差している背後からの眩い光で

顔が全くわからなかった。

エマ「…誰…?」

?｛待ちくたびれたぜ !｝

その声の主は、やがてエマに手を差し伸べる。

エマ「…あ…」

エマは戸惑いつつも、その声の主の手を取る。

すると、辺りが眩い黄金の光に包まれていったのだった。

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A「……あれ? 此処は一体……」

Aは知らない場所に来ていた。

A「……雲の……上……?
それにあれは……オブジェかな……?
……大きなお城まである……立派だなぁ……。
全体的にメルヘンな感じで……
まるでおとぎ話の世界に居るみたい……」

地面は雲のようにフワフワしており、

辺りには音符マークやト音記号等を象った柱、

他にもト音記号やヘ音記号のトピアリー等もあり、

そして中心には大きなお城があった。

A「……不思議な所……。
でも、此処は一体……」

?｛……さん………A……さん……｝

A「……えっ……?」

するとAの背後から不思議な声が…。

A《私を……呼んでる……?》

Aはすぐに振り返るが…。

A「だ、誰……?」
《姿がよく見えない……》

白くて眩い光が放たれていて顔も姿も全くわからなかった。

?｛ポルカとアルトを救っていただき、本当にありがとうございます…｝

A「っ!?」
《ポルカとアルトを知ってるの?!》