アイドルを目指す少女はYSP能力者10 【妖怪学園】 (ページ25)

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君にもなれるYチューバー! (1) ページ25

ジンペイ達は、いつものように

昼食を食べに行こうとしていた。

ただ1人、Aを除いては。

フブキ「Aとも一緒に食べたかったわね…」

コマ「また明日誘おう…?」

ジンペイ「さ～てと、昼飯なに食おっかな～?」

マタロウ「…ん?」

マタロウは校庭の芝生が生えた場所が騒がしい事に気付き…。

マタロウ「あそこにいるのって…もしかして“ヨコキン”!?」

そこには、三脚カメラを調整している眼鏡を掛けた

芸能基準の制服を着た男子生徒が居た。

ジンペイ「何!? 横から金!? そんなの見せちゃダメだろ～」

【けしからん!】と目を閉じて腕を組むジンペイ。

マタロウ「違うからっ!! ///
あの人はヨコキンといって、今Yチューブで人気沸騰、
1日100万回再生を誇るYチューバ―だよ!」

フブキ「嘘っ!?ヨコキンがいるの!?」

コマ「僕も知ってる! Y学園の生徒だったんだ?」

フブキとコマは、ヨコキンを見たいがために前に出る。

ジンペイとマタロウもヨコキンに近付くと…。

コマ「えっ…どうしてAさんが…」

マタロウ「まさかAさんも動画に?」

ヨコキンの隣にはAの姿があった。

ヨコキン「はい。本日のスペシャルゲストは、
未来のアイドルとして話題沸騰中の
美月Aさんでございます!」

A「よよよっ……よろしくお願いしますっ……」
《う……うぅっ……緊張するっ……///
まさか私があのヨコキンさんの動画に一緒に出るなんて……》

ジンペイ「Aの奴…ガチガチじゃねぇか…」

マタロウ「Aさん…前に教えたおまじないを思い出してっ…」

ヨコキン「まあまあ、そんなに緊張しないで?」

そう言うとヨコキンは、Aの背中を擦ってあげた。

A「あっ……ありがとうございます……。
わ、私……頑張りますっ!」

少し緊張が解れたA。

ヨコキン「では改めて… YドリンクにYラムネを入れてみた!
Aさん、ラムネを入れてくれるかい?」

A「はっ……はいっ!」

ヨコキンはYドリンクが入ったペットボトルの蓋を開け、

そこにYラムネをいくつか入れるA。

するとYドリンクはまるで噴水のように噴射して、

周りに居た生徒達は大爆笑していた。