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シノブ「…はっ…」
だがシノブは我に返ると、首をブンブン振り…。
シノブ「っ…今、此処にAは居ないんだ!
風紀を乱した罪を思い知るがいい!」
そう言ってその場を離れようとするシノブだが…。
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マタロウ「…?」
振り返った瞬間、首を傾げた状態で
シノブを見ているマタロウの姿があった。
シノブ「うわぁぁぁぁっ!!」
マタロウ「どちら様ですか?」
シノブ「えっ?! いや、その…」
シノブが何を答えようか悩んでいると…。
ジンペイ「マタロウ、どうしたんだよ?」
ジンペイ達も戻って来た。
コマ「その人は?」
シノブ「いや、僕はっ…」
シノブは必死に言い訳を探すが、上手くいかない。
ジンペイ「怪しいなぁ…アンタ1人か?」
ジンペイはシノブを睨む。
シノブ「えぇ…まぁ…」
コマ「1人でキャンプ場に来てるって事は…
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もしかして、ソロキャンプの方ですか?」
ジンペイ「ソロキャンプ?」
マタロウ「1人でキャンプを楽しむ事だよ」
コマ「この人、キャンプの達人かも!」
クウカ「確かに! 服も迷彩柄だし、それっぽいかも!」
シノブ「っ…」
後戻り出来ない状態になったシノブは…。
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シノブ「いかにも! キャンプを愛し、キャンプに愛された…
ソロキャンプの達人、ミスターキャンプマンとは…
この私の事だぁぁぁぁっ!!」
ドヤ顔でそう叫んだ。
マタロウ「達人キターーーーッ!!」
マタロウも腕をブンブン振り回して喜んでいる。
シノブ「お前ら、鍋から目を離しちゃダメじゃないか!
そして、カレーは底からかき混ぜ続ける! それが鉄則だ!」
シノブはスプーンでカレーをかき混ぜながらそう説明する。
ジンペイ「すげぇ!」
コマ「流石キャンプマン!」
それを見ていたジンペイ達は歓声を上げていた。
マタロウ「あの、僕達初心者なんですけど…
色々教えてくれませんか?」
シノブ「いいだろう! お前らにキャンプの【いろは】、
叩き込んでやる!」
ジンペイ「はい! キャンプの【アロハ】、覚えます!」
コマ「【いろは】ね…」
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あずさ - あ、アニメでこんな話あったな!じゃなくて、こんな事あったな!です (2022年7月13日 22時) (レス) id: 28341cd9b5 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ - 作品を1から読みました。アイドルを目指して頑張る夢ちゃん。1話1話アニメでこんな話あったな!と当時を思い出しながら楽しく読んでいきました。とても読みやすい文章です!。(文章おかしくてすいません)これからも更新応援しています! (2022年7月13日 22時) (レス) @page5 id: 28341cd9b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∞倉安な〜りん∞ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/milokarosu1/
作成日時:2022年7月12日 2時