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ナユ「じゃあ、最初は【これ】を混ぜてきてくれる?」
シノブ「【激辛スパイス】…?
生意気な奴を懲らしめるにはもってこいですね!
わかりました、連中をヒィヒィ言わせてやりますよ!」
シノブはジンペイ達の元へ向かっていった。
ナユ「実際はヒィヒィどころか、
一口でお陀仏だけどね? うふふっ」
_____________________
ジンペイ「よしっ、じゃあカレーが出来るまで遊ぶか!」
コマ「僕これ持って来た!」
そう言ってコマはフリスビーを取り出す。
ジンペイ「ナイス!コマ君!」
マタロウ「クウカ先輩も行きましょう!」
クウカ「うん!」
4人は草原に向かって駆けていった。
すると、誰も居なくなったカレー鍋の近くに…。
シノブ「よっと!」
茂みに隠れながら現れたシノブの姿が。
シノブ「フッ…人目を忍ぶプロ、この影野シノブにとって
こんなミッションは楽勝さ」
そう言ってシノブはカレー鍋に近付き、
タオルを使って蓋を開けると、ナユから渡された
激辛スパイスをカレーの中に大量に振り入れた。
シノブ《これを1口でも食べれば…》
_____________________
ジンペイ「ぎいやぁぁぁぁっ!!」
クウカ「からあぁぁぁぁいっ!!」
マタロウ「あいひゃぁぁぁぁっ!!」
コマ「もげげぇぇぇぇっ!!」
_____________________
シノブの脳内に浮かんだのは、激辛になったカレーを食べて
火を噴きながら悲鳴を上げているジンペイ達の姿だった。
シノブ「…けど…この場にAが居なくて
本当に良かった…アイツは辛いの苦手だからな…。
何より、そんなAの姿は想像したくない…」
_____________________
A(幼少期)「うぅっ…このお菓子辛いよぉ…」
シノブ(幼少期)「そうか? 僕は平気だけどな?」
A(幼少期)「シノブくん…よく食べられるね…?」
シノブ(幼少期)「全然辛くないぞ?
Aはまだまだお子ちゃまだな?」
A(幼少期)「むぅ…お子ちゃまじゃないもんっ…」
_____________________
シノブ「A…」
《本当は…今でも時々Aに会いに行きたくなる事がある…。
Aは僕を覚えてるかはわからないけど…》
シノブは幼少期時代にAと一緒に
ピリ辛のお菓子を食べていた時の事を思い出し、
切なげな表情を浮かべていた。
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あずさ - あ、アニメでこんな話あったな！じゃなくて、こんな事あったな！です (2022年7月13日 22時) (
レス) id: 28341cd9b5 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ - 作品を1から読みました。アイドルを目指して頑張る夢ちゃん。1話1話アニメでこんな話あったな！と当時を思い出しながら楽しく読んでいきました。とても読みやすい文章です！。(文章おかしくてすいません)これからも更新応援しています！ (2022年7月13日 22時) (レス) @page5 id: 28341cd9b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞倉安な〜りん∞ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/milokarosu1/
作成日時：2022年7月12日 2時
